石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

まだ、始まったばかり

明日14日(木)に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が、「特定警戒都道府県」の一部とそれ以外の34県で解除されるようですが、引き続き、「特定警戒都道府県」との往来の自粛や接待を伴う飲食業やライブハウスなどの営業自粛は、要請として継続されるようです。

 

日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)も合同で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」で議論をしていますが、具体的な公式戦の日程を決定することは難しいとしています。また、大相撲は、五月場所を中止し、七月場所は、開催地を名古屋から東京に変更し、無観客で開催すると決定しています。

 

野球やサッカーは、2月19日に開催されたUEFAチャンピオンズリーグアタランタバレンシアの試合が、感染拡大を誘発したと指摘されている(今後、正確な調査がなされる必要があります)ことから、選手や関係者の体調管理はもとより、観客の動向(大声での応援や応援チームの勝利による祝杯など)も考慮に入れて、慎重な対応を議論しているのではないかと思います。

 

大相撲は、約100年前の「スペイン・インフルエンザ」の際に、台湾巡業で集団感染し、東京大相撲(当時は、東京大相撲と大阪大相撲に分かれていた)で人気の高かった真砂石(尾車部屋)をはじめ3名が台湾で死亡し、約20名が罹患し、入院のため帰国が遅れた力士もいました。このことと後の本場所で休場力士が目立った印象を与えたことから、「角力風邪」と命名されました。このことからか、今回の「新型コロナウイルス感染症」の災禍において、日本相撲協会は力士の体調管理や本場所開催の有無や運営方法など、状況に応じた対応をしていると思います。

 

他にも、芸能人のコンサートやニコニコ超会議などの大規模イベントの開催などもあり、それぞれの関係者は感染拡大阻止を考慮しながら、対応していくことになるでしょう。そう考えると、来年の東京オリンピックパラリンピックは、以上のような対応に、世界各国からの人の移動という要因が加わることとなり、開催の判断には、相当な困難を伴うことになるでしょう。

 

新型コロナウイルス」とのお付き合いは、まだ、始まったばかりです。