石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

さり気ない恐ろしさ

パラミタミュージアム で開催中の 浮世絵モダーン 深水の美人、巴水の風景、そして・・・ のオープニングレセプションに足を運びました。

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僭越ながら、居並ぶ諸先輩方を前にして、来賓を代表しての挨拶を仰せつかりました。年に一回程度はこの挨拶がありますが、いつも場違いなことを申し上げたと反省します(笑)

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伊東深水川瀬巴水の作品の他、さり気なく竹久夢二小村雪岱なども展示されているのが、この企画展の深みというか、恐ろしさだと思います。

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パラミタミュージアムらしさと言えば、東員町出身である七世松本幸四郎の人物画が展示してあったことです。小生が申し上げるまでもありませんが、戦前戦中戦後の混乱期に、歌舞伎界の苦難を背負いその後の現在に至る発展の礎を築いた七世幸四郎の面構えを拝見することが出来たことは、貴重なことです。

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小生にとっての美人画というと鏑木清方上村松園、伊藤小坡などと結びついていますが、鏑木清方の木版も展示されていました。清方の作品に触れたのも、6年前のパラミタミュージアムの企画展であり、キャバレー太郎こと福富太郎のコレクションの展覧会でした。その福富も今年5月に鬼籍に入り、彼がオーナーであったキャバレー「ハリウッド」も年末に幕を閉じます。福富のような美術収集家の余滴に与る機会を与えて戴けることに感謝しながら、本展覧会を鑑賞しました。

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