石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

凝視すればするほどはまります

過日、パラミタミュージアム で開催された 画家 安野光雅展 ふしぎなえから旅の絵本まで のオープニングレセプションに足を運びました。

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安野光雅は、島根県津和野町出身の画家であり、絵本作家でもあります。津和野町といえば、西周森鴎外を連想してしまいますが、芸術文化の面で偉人を輩出する土壌があるのかも知れません。

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今回の企画展は、『ふしぎなえ』や『旅の絵本』など安野の代表作の絵のみが展示されています。1枚の水彩画の中に、矛盾や不思議な構図があるので、凝視すればするほどその世界に引き込まれてしまいます。大人だけでなく、子どもにも楽しんでもらえる展示ですので、ぜひ足を運んでみて下さい。

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レセプションでは、安野光雅(2014)『忙中閑語』をご恵贈賜りました。なんとも自由奔放なエッセーでした(笑)

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全く話は違いますが、森鴎外といえば、悪妻との日常生活の一コマを書いた 『半日』 が面白いですし、これを読むと、事の大小はともかく、誰もが目に見得ぬ苦労をしているのだと妙に納得します(小生の家庭のことを言っているのではありません。あくまで一般論です(笑))。ただ、『半日』は、その悪妻の猛反対によって(自分のことが悪く書かれているので当たり前ですが(笑))、初期の全集には掲載されなかったという逸話があります。