石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

地域の試練

菰野町図書館がオープンして、およそ2ヶ月が経とうとしています。

4月はオープンということもあり、多くの方々がご来場頂くことは織り込み済みだと思っていましたが、5月ひと月間(5月31日は除く)の来館者などの数字を見ますと、一日の平均来館者はおよそ1,200人を超えています。貸し出し冊数もほぼ同数ぐらいです。特に、土日の来館者数はおよそ2,000人となっていますので、多くの方にご利用頂いていると感じています。

小生が気になる数字は、実は、新規登録者数でした。やはり、新しい図書館が出来ても、利用されなければ意味がないと思っていたからです。
4月が1,451人、5月が969人と合計2,420人の方が新規に登録頂きました。当町の人口がおよそ40,000人ですから、新規の方だけで6%近くの方が登録頂いたことになります。

現在、2階の催事室で三輪勇之助展が開催されています。

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三輪勇之助さん(1920-1990)は四日市市出身の画家で、二重画像(ダブル・イメージ)による独自の絵画世界を開拓された方です。小生も実際に拝見したのですが、コンピュータグラフィックを用いたコラージュを連想させる絵画手法で、新鮮な印象を受けました。
この企画展も町内の方が、多数の作品を親類・知人から借り受けて頂き、会場までの運搬も自らの手でなされ、期間中の監視や受付などもボランティアで行って頂いております。
開催の趣旨は「絵画など美術作品に触れる機会を少しでも多く」ということでした。6月6日(金)まで開催していますので、一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
ご尽力頂いた皆さんに感謝申し上げたいと思います。

昨日は、午前中は、小生が会長と仰せつかっている北伊勢広域観光推進協議会総会を開催致しました。
午後からは、鈴鹿市役所で鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会設立総会に参加しました。

どちらも観光関係の会合でしたが、いずれも単一市町内で取り組むのではなく、周辺市町および民間事業者が一体となって、それぞれの持っている魅力を生かしながら、地域として連携していこうと意図するものでした。
当町には温泉や宿泊施設、歴史的な遺産、自然環境などはありますが、大規模な集約施設やアミューズメントパーク、海岸などはありません。そういう意味からも、それぞれの持ち味を生かして、地域が一体となって、集客・交流を行おうとしなければならないと思います。
町内、町外に関わらず「地域の一体性の醸成」を行いながら、官民が連携していくことが重要であります。

特に、F1に関しては、富士スピードウェイとの隔年開催ですので、官民問わずに、この地域が試されているのだと小生は考えています。小さな利害関係を乗り越えて、それぞれが少し譲り合って一致団結できるかが勝負の分かれ目だと確信しております。
このことは、観光だけでなく、まちづくりや地域運営にも通ずることは言うまでもないですが・・・。