石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

ファイト~!一発!

7日(土)は町内の小学校の運動会の開会式にご挨拶に伺いました。

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およそ1000名の全校児童が一同に会して整列する姿だけでも素晴らしい風景でした。
ご挨拶では「力と心を一つにしよう!」のテーマのもと、最後まで全力で競技・演技をして欲しいと申し上げました。

その後、国見岳中腹にある三嶽寺跡で行われる嶽不動尊祭に参列しました。
関係者からは「1時間程度登山道を歩かなくてはならない」と伺っていたものの、実際には、沢伝いの険しい岩場を登ったり、行程の最後のあたりには、ロープを引いて垂直に上がる場所があったりと、なかなかのものでした。
まさに「ファイト~!一発!」。

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町内千種地区の町民さんおよそ100名が地域の雨乞いの行事として毎年登られてみえます。なかには80歳を超える方も参加されてみえました。

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この三嶽寺は、西暦806年~810年頃建立され、13世紀中ごろには北伊勢地域の天台宗寺院を傘下に収めるほどの規模を誇っていましたが、1568年に織田信長勢の兵火に遭い、滅亡しました。写真に写っている庵は後世に地域の方々が建立されたものです。

14:00からは、平成20年度第1回かもしかライフカレッジにご挨拶に伺いました。

先日、日帰りで上京し、全国高速道路建設協議会第44回総会に出席しました。
この総会は、全国の高速道路(高規格幹線道路を含む)およそ14,000キロメートルの整備促進を期する会合で、我が三重県内でも、新名神高速道路東海環状自動車道近畿自動車道紀勢線などの道路が整備計画となっており、今後それらを着実に整備していくための会合でもあります。

なかでも、当町に大きな影響を与えるものは、新名神高速道路であります。
本年2月に三重県の亀山JCT滋賀県草津JCTまでが開通したことにより、従来の名神高速道路の交通量がおよそ1万3000台減少し、そのうち1万2000台が新名神を経由して、東名阪自動車道流入し、慢性的な渋滞を引き起こしています。

数字で見ると「ふ~ん、1万台ぐらいの車が走る道を変えたのか~」ぐらいに感じるかもしれませんが、そんな簡単なものではなく、日本全体としてのヒトとモノの流れに大きな影響が及ぼされていることを認識しなければなりません。

上記の総会のあと、国会議員の方々にいわゆる「陳情・要望」と称するものを行いました。県内市町の首長は小生だけが参加でしたので、僭越ながら、国会議員の方々と直接意見交換を致しました。

ある方は「道路なんてものは、渋滞が慢性的になってから、その実績を踏まえて、建設すれば無駄がないんだ」という趣旨のことをおっしゃられました。

一理はあると思います。

そうすれば「無駄」は省けるかもしれません。
しかし同時に、その渋滞を引き起こしている間の「損失」の問題も考えなければならないと思います。
さらに言うならば、道路などの広域的かつ将来的な問題に関しては、渋滞などの事態を招かないようにし、将来を見通しながら、対処していかなくはならないと思います。
仮に、事態が発生してから(=この場合で言えば、渋滞などの不具合が生じてから)対処するのであれば、何も政治家がやらなくても、粛々と行政が対応していけばいいのではないかと思います。
全くの無計画というのは論外ですが、不確実性や不確定性を完全に排除しきれないのが現実社会な訳ですし、その不確実性や不確定性の中で物事を円滑に遂行し、判断するために、選挙で選ばれた政治家が存在するのですから、逆に言ってしまうと、こういった問題に対処しうる唯一の職業が、政治家であると思います(同じ政治家でも様々なレベルがありますし、得票数などからいっても多種多様な訳ですが・・・(笑い))。
あえて単純かつ極端な言い方をするならば「渋滞してから道路を造る」という発想は、行政が執行の範囲で行うべきことで、政治家が将来を見据えて行う感覚ではないと考えます。