石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

A baby rides a motorcycle !?

6日(土)の14:00から パラミタミュージアム で開催された 第8回パラミタ陶芸大賞展 のオープニングレセプションに出席しました。

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今回で8回目を迎えるパラミタ陶芸大賞は、実にユニークな選考方法を採用しています。第一段階として、全国の美術館や画廊、美術評論家から「時代を代表する陶芸家」としての推薦により、上位6名がノミネートされ、その後、第二段階として、ノミネートされた陶芸家の作品がパラミタミュージアムで展示されます。

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この日が展示のスタートの日でしたが、8月4日(日)までの30日間の展示期間中にパラミタミュージアムを訪れた一般の来館者は、自らの気に入った陶芸家に投票し、その結果によって大賞が決定されます。このような一般来館者の投票で陶芸大賞を決定するという方法に関しては、当初、美術評論家から厳しい意見が寄せられたことは想像に難くなく、この日の来賓のご挨拶でも、その批判をしていたご本人さんが、笑いながら当時のことをお話されていました。

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一般来館者の投票が、大衆迎合的な行為を連想させることは確実であり(恐らく、このことが美術評論家の批判であったと忖度しています)、ある種の世俗化を誘発する可能性を否定することは出来ないと思います。しかし一方で、入館料を支払っている来館者に投票という負荷を課す行為は、作品を丁寧に鑑賞させる義務を負わせ、さらには自らの美意識と対峙させる可能性を含んでいるとも言えます。

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もちろん投票は自主的なものですし、また、一般の選挙と異なり、その投票行動が自らの生活の状況を左右する訳ではありませんので、投票に対する責任や重大さという意味においては、あまり深く考える必要はありません。

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そのようなことを考えながら、小生も清き1票を投じて参りました。

前衛的という表現が相応しいかどうかはわかりませんが、斬新な作品も多数ありましたし、複数の作品のディスプレイによって表現されているものが多い印象を受けました。大賞作家に投票した方には、パラミタミュージアムから記念品が贈られますので、奮ってご参加下さい。

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