石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

多比鹿神社春の例祭とお菊の伝説

過日、多比鹿神社の春の例祭に参列しました。

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この例祭は、現在は休止中である八風草競馬が開催される4月17日に行われていましたが、4月の第2日曜日に斎行されるようになりました。もともと草競馬は、八風峠近くの御池に不幸にも身を投げたお菊の魂を鎮めるために開催されてきました。

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お菊は、八風峠の茶屋の長者屋敷である中西家に生まれました。その中西家には、大切にされている唐皿があり、それは代々未婚の若い女性が皿守りを務めることとなっており、お菊もその役を任されていました。そんな中、ある酒宴の最中にその大切な唐皿をある男が隠してしまいました。この男は、お菊に思いを寄せる余りに、皿を隠し、それをネタにお菊は迫られる羽目に陥ってしまいました。お菊は、迫ってくる男から逃げ出し、御池まで来て、身を投げてしまいました。これはある種の言い伝えですが、それ以降、八風峠に陶器を持ち込むと嵐が起こるという伝説もあり、この春の例祭は、陶器を使用せずに行われます。

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子どもたちによる浦安の舞いや子ども太鼓の奉納もあり、地域が一体となった祭事です。

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この例祭の前に、菰野町心身障がい者福祉会の総会に出席しました。黄綬褒章の受章され、昨年、お亡くなりになった元副会長の藤田英正さんのご遺志により、心身障がい者福祉会の旗が新調され、この日皆さんに披露されました。

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