第3回鈴鹿山麓無限∞会議
今回で3回目を迎える本会議は、鈴鹿山麓を有する東近江市、日野町、甲賀市、いなべ市、四日市市、鈴鹿市、亀山市、菰野町の8市町で構成し、新名神高速自動車道などの開通に向け、県境を超えた交流連携を実現するために意見交換を行っています。今回の会議でもそれぞれの市町の地域資源の実例を紹介し、相互理解を深めました。当町としては、8市町の中でも宿泊地としての優位性を強調しながら、今後の滞在型観光の分野での連携を模索する提案を行いました。3年後の新名神の開通時には、鈴鹿山麓を軸にした魅力ある周遊観光プランを提案出来るように協議を重ねて参りたいと存じます。
会場であった旧落合家住宅は、亀山市が寄贈を受けた後に、2,000万円程度の費用をかけて、修繕や耐震化を行った風情ある建造物でした。中2階にはギャラリーがあり、関宿スケッチコンクールの入賞作品が展示されていました。
また、関宿の東追分にある鳥居は、20年ごとに挙行される伊勢神宮の式年遷宮後に内宮宇治橋の鳥居の旧材をもらい受けて、立替が行われます。たまたまですが、20年に一度のお木曳き行事を翌日(30日(土))に控えているところで、鳥居が取り外されていました。690年から続く式年遷宮の歴史からみれば期間は短いですが、この鳥居をもらい受ける伊勢神宮とのやり取りは昭和5年(1930年)に始まっており、伝統文化における伊勢神宮の存在価値は大きいと言えます。
過日、東日本大震災の被災地復興のために 石巻市 と 相馬市 に派遣している職員から業務報告を受けました。震災後5年目に入り、国は集中復興期間を平成27年度までと定めていますが、被災地の状況は多様であり、本格的な復興には未だ時間を要すると感じています。