石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

まさに天文学的数字


今月の特集は「猛スピードで接近中! アンドロメダ銀河が我が銀河に大衝突」です。アンドロメダ銀河は直径が約15~22万光年で、我が銀河(=天の川銀河)との比較でいくと、星の数が2倍程度(数千億個)、質量が2倍程度です。この数字を見て、「ああなるほど!」とその規模を具体的にイメージできる人は相当な方だと思います。ちなみに、天の川銀河の直径は約10万光年、質量は太陽の約1兆個分だそうで、まさに天文学的数字とはこのことです。よくテレビ番組などでも、分かり易く説明するために「東京ドーム10個分」といった表現が用いられますが、逆によく分からないと感じる時もあります。

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250万光年離れた(宇宙の中では「ご近所」らしいですが)アンドロメダ銀河と天の川銀河が、40億年以内に衝突する可能性 があるとのことです。細かいことは本文を参照して頂きたいのですが、NASAが、ハッブル宇宙望遠鏡を用いて、7年間の月日を費やし、アンドロメダ銀河が、1秒間に約109キロメートルの速さで移動していることを突き止めました。

約40億年後のことを心配するのは、滑稽と言えば滑稽ですが、銀河が衝突すると、当然、地球も消滅してしまうのだろうと安直に想像してしまいました。ところが、然にあらず。銀河が1回衝突をしても、1個の星の通り道にある星の数は、0.0000000000043個となり、その通り道に星はほとんどないとのことです。銀河は1回目の衝突から約20億年かけて、衝突と離反を繰り返して、最終的には一つの銀河になります。

今回の「ニュートン」の特集も相当なスケールですので、面白いと思います。