石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

ええじゃないかサミット

16日(火)の15:00から 平成27年度 県と市町の地域づくり連携・協働協議会 の総会が開催され、出席しました。

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ここ数年の総会は、連携・協働とは名ばかりで、県の施策の説明が延々と続く会議となっていますが、今回はほとんどの時間が、5月に開催される伊勢志摩サミットに関することばかりでした。浅学菲才な小生は、もともと伊勢志摩でサミットが開催されることに、「ピンと」来ておらず、この会議中も「なぜ私が『ピンと』来ないのか?」を考えて煩悶としていました(笑)

巷間言われていることは、「今回のサミットを契機に三重県や伊勢志摩をもっと知ってもらって、世界からたくさんの人に来てもらおう!」とか、「サミットで三重県や伊勢志摩が注目されるのはいいことだ!」などでしょうが、確かにそれはそれで否定するものではありませんが、あくまでもサミット開催の副次的効果の範疇であり、先進主要国(と自己規定している(笑))が集まって会議をする内容や本来の意義とは、相当異なった次元に存在するものです。

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つまり、サミットは、国際的な経済や環境、外交、防衛などの諸課題を解決するために開催されるものであることを認識せずに、サミットを単なる「お祭り騒ぎ」ととらえることに、小生は違和感を持っているということです。

観光展や物産展、情報発信に重点を置いた県政推進を図っているということに一定の理解は示すものの、サミット本来の趣旨に照らして、三重県なりに政策レベルで何が出来るのかを考え抜くことが必要ではないのでしょうか?例えば、経済のグローバル化に関連する形での多文化共生や在日外国人の子どもたちの教育、難民への対応、JICAなど国際貢献活動への協力のあり方、留学など国際交流に関する支援など、中長期的に見た場合に国際的な価値のある事業が展開可能ではないのかと考え込んでしまいました。

現状としては、サミットを無事に開催するのが精一杯で、「とりあえず人がたくさん来てよかったね」というおかげ参りにちなんだ「ええじゃないかサミット」になる可能性が高いと思います(笑)