石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

アメは何か?

過日、東京国際フォーラムで開催された 地域創生フォーラム in 東京 のパネリストとして登壇しました。

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このフォーラムは、一般財団法人 地域活性化センター が主催し、今回のテーマは「2020年東京オリンピックパラリンピックを見据えたスポーツ振興による地方創生」というテーマで開催され、パネルディスカッションの前に、ハンマー投アテネ五輪金メダリスト)の 室伏広治 さん(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会スポーツディレクター)による基調講演がありました。

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2020年東京オリパラの大会ビジョン に「全員が自己ベスト」、「多様性と調和」、「未来への継承」が掲げられていることに触れ、4年後に向けてしっかりと準備をしていく必要性を説かれました。室伏さん自身は、Every Generation を基本概念として、すべての世代に対して遡及する大会にしたいとのことでした。さらに、スポーツの信頼性にも大きな関心を寄せており、特に、薬物から選手を守るという観点からのドーピングの排除に力を入れていくことを述べられていました。

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その後、青島健太 さんのコーディネートによるパネルディスカッションとなり、丸田藤子 さん(21世紀ボランティア研究センター代表)と 三﨑冨査雄 さん(野村総合研究所)、室伏広治さんらと「地域活性化」という観点から壇上で意見を交換しました。

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                     毎日新聞 平成28年3月5日(土)朝刊】

小生は、2020年東京オリンピックパラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合(東京オリパラ首長連合)の会長代行という立場での参加でしたので、
・東京オリパラ首長連合の設立趣旨
・スポーツイベントをプラットフォームにした地域づくり
 例:鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン菰野ヒルクライムチャレンジ in 鈴鹿スカイライン、指導者の育成と環境づくりなど
・スポーツを通じた障がい者の社会参加
 例:総合型地域スポーツクラブの活用、障がい者のスポーツ実施率の向上など
の3点に力点を置いてお話をしました。

丸田さんは、長野オリンピック1998でおよそ3万2,000人のボランティアを取り仕切った経験から、ボランティアによる地域活性化の取組をお話されました。

三﨑さんは、ロンドン五輪2012の開催期間中の観光客の減少やキャンプ地誘致の問題点などを指摘して、基礎自治体の事業執行に興味深いデータを提案されました。

まとめとして、青島さんからは、タクシーに乗った際に飴プレゼントされたエピソードを引用され、世界中の人にアメを というおもてなしの精神で、世界各国の皆さんから何かをもらうことばかりを考えずに、世界各国の皆さんに何を与えられるかを考えることの重要性を説かれました。

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こういったシンポジウムは予定調和的な議論に終始し、ともするとお祭り騒ぎ的な雰囲気になりがちですが、今回のシンポジウムはかなりエッジの効いた面白いフォーラムとなりました。開催に当たりお世話になった関係各位に敬意と感謝を申し上げます。