石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

サルに勝った集落

過日、平成28年度獣害につよい三重づくりフォーラム において、平成28年度「獣害につよい集落」等優良活動表彰の三重県知事賞を受賞された田口区の区長である鈴木寶王さんが、その報告のために来庁されました。

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獣害が顕著になり数年経過し、区民皆さんがどうにかしたいと考え、三重県の指導もあり、集落で取り組む獣害対策に乗り出しました。まずは、平成23年の春に勉強会と全戸アンケートからスタートし、そのアンケート結果によると、96軒中46軒が「サルの被害が非常に増えた」と回答しました。特に、畑などの家庭菜園の被害が甚大で、そのために耕作意欲が低減しつつありました。

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そこで、「追い払い」、「侵入防止」、「捕獲」の対策を打ち出し、集落皆さんで取り組みを始めました。ペットボトルを材料にした追い払いの道具を制作する際には、90世帯中40人が参加するほど、関心も高く、それだけ集落の皆さんが被害に悩まされていました。

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また、地域ぐるみで田畑を取り囲む形や山際に沿う形で電気柵を設置し、さらには、捕獲檻による駆除も組み合わせながら、地道な活動を継続しました。その結果、平成23年と比較して、平成27年のニホンザルの出没は、およそ20~30%に激減して、現在では、ほぼ集落に侵入してくるサルはいなくなったということでした。

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小生も現場を拝見しましたが、地域の人たちの獣害に負けない粘り強い思いが、集落としての追い払いに成功したのだと強く感じました。何よりも、鈴木さんが仰った「今年は庭先に生った柿を食べることが出来た」という一言の重みが凄かったです。

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過日、四日市温室園芸組合による第56回シクラメン品評会が開催され、朝日町の鈴木雅也さんが菰野町長賞を受賞されました。鮮やかな赤色でしっかりと花も詰まった見事な作品でした。一般審査員による「あなたが選んだ特別賞」も受賞されているだけあり、小生もこの作品はこれからの時期に相応しいと感じました。

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