石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

燕雀不変顔

まだお正月休みの皆さんもおみえかと存じますが、官公庁は本日4日(月)から仕事が始まり、始業前の8:00から 仕事始め式 を挙行し、訓示しました。

本年の酉年にちなんで、燕雀不変顔 という『孔叢子』からの言葉を引用し、日常業務の中での危機意識や組織としての情報共有の重要性について話をしました。「燕雀不変顔」は「燕雀、顔を変えず。禍いの己に及ぶを知らざるなり。」という原文であり、燕や雀が巣を作っている建物に火が上がり、火災になろうとしているにも関わらず、顔色一つ変えずにいる様に言及した言葉です。つまり、自分の周りに迫っている危険を察知できずにいることを意味しています。

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日常業務に慣れ切ってしまうと、ともすると惰性で仕事をこなしてしまう可能性が生じます。そこに油断が生じ、過誤を見逃し、結果的に重大なミスにつながるということです。このことを避けるためにも、常に反省的に自らをとらえて、危機管理意識や緊張感をもって仕事に取り組むことを求めました。また、いくら有能な人間でも常に完璧な仕事が可能である訳ではない(このことは、常に自らの責任を放棄して他人に仕事を押し付けたり、他人に仕事の尻拭いをさせるのとは次元が違います)ので、組織として情報共有をしながら、多面的総合的に議論を積み上げていくことが必要であることも伝えました。

「これぐらいでいいだろう」ではなく、「もっと良いやり方があったのではないか?」「まだ、何か出来ることはないのか?」と自らに問いかけるような仕事の姿勢を貫いて欲しいです。その繰り返しが、気付かない間に仕事の質を向上させることにつながることは、経験した者しか理解出来ないと思います。

あと、鳴鶴在陰、其子和之 という『易経』の言葉についても触れたかったのですが、時間の関係上、省略しました。これについては、各自で調べて、自らの仕事に照らし合わせて、小生の思いをあれこれ忖度して下さい。

その後、社会福祉法人菰野町社会福祉協議会 の会長である小林周平さらんらが新年の挨拶のために来庁されました。主に、あいあい自動車 の現状についてお話を伺いました。色々と課題はあると思いますが、高齢者の交通事故防止や免許返納など大きな社会的課題とも関係する事業ですので、実際の運用状況を把握して、さらなる充実を図って参りたいと存じます。

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その後、菰野町商工会 の会長である秦辰次さんらが、新年の挨拶のために来庁されました。地域の実体経済の現状に精通されたお話を伺うことができ、新年早々大変有意義な時間となりました。

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11:00から三重郡老人福祉施設みずほ寮に新年の挨拶のために伺いました。年末の訓示は職員に対して行いましたが、新年の挨拶は、入所者の皆さんに対して行います。体調管理をしっかりした上で、楽しい生活を送ることと、この施設は皆さんの生活の場そのものですので、皆さんで協力して生活をして欲しいと申し上げました。

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その後、三重銀行 本店に、町内在住の 花匠 佐々木直喜 さんの作品を拝見するために足を運びました。昨年の伊勢志摩サミットと同じ構図の作品が展示されていました。

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