石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

80年と1000年の間

菰野厚生病院の院長である小嶋正義さんらが、先日行われた三重北医療センター発足記念式典への出席の御礼のために来庁されました。ご案内の通り、来たる4月1日から菰野厚生病院といなべ総合医療センターは、将来に向けて、診療機能の集約化や入院機能の分化を目指すために、三重北医療センターという組織を立ち上げます。

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菰野厚生病院では、本年8月頃を目途に、42の一般病床を急性期から在宅復帰するまでの日常生活のリハビリテーションを実施する地域包括ケアの病床へと転換する予定ですし、人工透析センターや特長的な眼科の機能強化も順次実施されるようです。

病院の経営状態を外形的に判断する指標として、医師一人当りの収益規模があり、菰野厚生病院は、約1.82億円だそうです(ちなみにいなべ総合病院は、約1.62億円)。医療は量だけではなく質が問われる分野ですので、この数字だけを鵜呑みにすることは、厳に戒めなければなりませんが、急性期患者を安定的に受け入れかつ地域住民に安全安心な医療機関であるためには、2億円というのが一つの判断基準となるようです。医師不足が叫ばれる中、何とか自助努力によって、救急搬送の受け入れや透析患者への対応、一般的な急性期医療の受け入れなど、地域の医療機関としての役割を果たして頂いていますが、今後はさらに厳しい状況も待ち受けていますので、今から準備を進めて頂いていることに心からの敬意と感謝を申し上げます。引き続き、町民の健康のために行政とも連携して頂くようお願い申し上げます。

三重県四日市建設事務所の所長である幸阪芳和さんらが朝明川浸水想定区域図の説明のために来庁されました。近年、全国各地で計画規模以上の降雨が頻発していることから、平成27年5月に水防法が改正され、想定最大規模の降雨を対象として洪水浸水想定区域図を公表することとなり、その事前説明にお越しになりました。

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これまでは80年に1回発生する想定の計画規模降雨量で浸水図だけでしたが、今回の洪水浸水想定区域図は、なんと、1000年に1回を想定したものです。21日(火)の発表予定ですが、ただ、あくまでもシュミレーションの世界ですので、このデータを冷静に認識して、災害の被害を拡大させないことに活用すべきだと感じました。

過日、月例の交通安全街頭指導を実施しました。ようやく春の訪れを感じる朝でした。児童生徒の登校を見守って頂いている皆さんに心からの感謝を申し上げます。

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