山を侮ること勿れ!
過日、菰野町役場遭難救助隊の辞令交付式を開催しました。本救助隊は、役場の職員4名×3班の12名体制で編成されており、遭難した家族などの関係者からの要請を受けて、救助活動を行うものです。ここ数年は、救助要請がないため出動実績はありませんが、毎年、三重県四日市西警察署や三重県山岳連盟などとの合同訓練を実施し、万が一に備えています。
三重県警察本部の発表によると、平成29年中の三重県内の山岳遭難は、57件の事故が発生し、76人の遭難者が生じており、残念ながらその内3人が死亡しています。遭難者76人の内、半数以上の43人(56.6%)が道に迷っていることから、入山者の事前準備不足は否めない現状となっています。発生場所としては、57件の内、43件(75.4%)が菰野町を含む鈴鹿山系となっています。
発生時期としては、この4~5月にかけての大型連休と11月の紅葉シーズンが、顕著になっています。御在所岳はロープウエイなどもあり、気軽に登ることが出来ると錯覚しがちですが、途中の登山道は厳しい箇所も複数ありますので、体調管理、装備などの準備、複数での行動など登山の基本を守っての入山は必須です。自らの命は自らで守って下さい。
希望荘 や 鳥居道山キャンプ場 などで構成される鳥居道山観光協会の宿泊者数は、平成24年~26年は4万人を超えていたものの、ここ数年減少し、第42回先進国首脳会議(=伊勢志摩サミット)の年とその次の年には、経済波及効果が期待されたものの、平成28年は35,972人、平成29年は33,618人と平成23年のリーマンショックの水準を下回ることとなりました。
過日、菰野町食生活改善推進協議会の総会でご挨拶。当会は、113名の会員が活動し、その名の通り、食に関わる研修会などを通じて、町民の健康づくりにご貢献戴いています。平素からのご活動に心からの敬意と感謝を申し上げます。