石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

農福連携としてのマコモ

過日、かねてから訪れたかった 社会福祉法人青葉仁会(あおはにかい) の知的障がい者総合支援施設に足を運びました。

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本年度からマコモを用いた就労支援に取り組まれるということで、マコモの苗を運ぶお手伝いをしました。青葉仁会は地域との信頼関係を重視した取組を25年間継続していることから、農業者の高齢化や担い手不足のために耕作放棄地となった田畑の管理を頻繁に依頼されるようになりました。

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その農地は、管理上の課題もあり、水田として活用するものもあれば、サツマイモやブルーベリーなどの畑として用いる場合もあります。しかしそのいずれもが、障がい者の就労支援に結びついていますし、集落形成に欠かせない担い手となっています。つまり、障がい者が地域を支える不可欠な存在として役割を果たしているということです。

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理事長である榊原典俊さんは、知的障がい者が、地域の中で役割をもって生活することが重要であり、それは可能であると確信し、様々な事業を展開されています。就労支援一つをとっても、利用者の平均工賃は約4万円であり、他の施設に比べて2倍ほどです。元教員ということもあり、障がい者一人ひとりの特性に応じた支援を重視していることと、就労を通じた生活リズムの確立にも注目されており、就労施設だけでなく、日常生活をするグループホームの役割も重視しています。

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地域との信頼関係という観点では、立派な旧家の管理までなさっており、ここを就労支援の拠点としつつ、施設見学の皆さんや地域イベントでお越しになる来訪者の滞在施設としても活用されています。小生も気分を味わうために、特注の五右衛門風呂で疑似体験をしました(笑)

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就労場所としてのカフェやレストランの隣に、モンベル ショップまであったのは圧巻でした。

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公益財団法人 全国知的障害者福祉協会 の就労部会長である榊原さんがマコモに注目して戴いたことで、今後、全国の農福連携にマコモが用いられる可能性があります。他の福祉事業所と連携しながら、菰野町マコモの活用を進めて参ります。