石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

菰野町役場の未来

昨日は終日面会や事務的な協議をして庁内で過ごし、夕刻から四日市市内で会合および面会。

今日は朝から来年度4月採用の2次試験を開催し、小生も面接をしておりました。さすがに20数名の面接を行うのは大変で、疲れました。
もちろん、面接に加えて、筆記試験(1次試験で済み)や適性検査、小論文、保育士・幼稚園教諭や消防職員については実技試験もありますので、面接試験がすべてではありませんが、緊張をしたことは事実です。
緊張した理由は、受験者の人生に大きな影響を与えることであります。採用枠があることは承知の上とはいえ、ここでの合否が当人の今後の生き方に重大な方向性を与えることは間違いありません。その決定権をある程度行使することは、極めて重大なことだと感じております。
もう1つは、ここでの判断が、当町の未来を左右するといっても過言ではないからです。特に、現在の公務員の制度では、一度採用をしたら、ほぼ「取り返し」はつきません。何かの大きな過失がない限り、基本的に終身雇用ですので、町の組織に与える影響というのは極めて大きなものであります。それは、人件費を含む財政的な影響もさることながら、現在は適正な人員管理を求められていますので、1人の人間の優劣が、組織の運営に支障を来たすとも言えます。
他にも緊張した理由はありますが、この2点に関して、相当な責任を感じながら、今日の面接を行いました。小生が町長の職責に就いている間に、今回採用した方によって、町政が大きく変わることはないかも知れませんが、10年、20年の長いスパンで見た場合、職員の採用というものは、町の組織運営を考えて行わなければならないと痛感致します。それは将来の住民生活に直接跳ね返ってくる重大な問題なんだと思っています。
そう考えるからこそ、そこには私利私欲やしがらみが介入してはならないと思います。
仮に万が一にも「○○さんの知り合いが菰野町を受けるのでよろしくお願いします」みたいな話が存在し、そこには人情の話が介入するのかも知れません。しかし、公平な採用審査というのは、受験生同士の平等性を確保するとともに、将来の我々住民生活に直結していくことを忘れてはならないと思います。小生は、特に将来の菰野町のために何をするかという視点を見失ってはならないと思っています。
これは何も採用だけに限らず、人事全般に言えることでもあることは言うまでもありません。

少々、堅苦しいことを書きましたが、そのようなことを考えながら、面接をし、また、面接のやりとりの中で町政に対する建設的な話も出来たことは有意義であったと思っています。

このあと、夕刻から四日市市内において、ある公立高校の創立30周年記念式典があり、参列致します。