石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

ボランティア活動後

27日(土)の9:00~14:30過ぎまで三条市でボランティア活動をしたことは 先のブログ に書き記しましたが、実は、ボランティア活動終了間際にお見えになった 國定勇人三条市長 さんに治水対策の現場に連れて行って頂きました(「まあ、どうぞどうぞ」という感じで(笑))。

ご存知の通り三条市内には多くの河川があり、治水の観点からは河川の合流部というのがまさにボトルネックになり、関係者が頭を悩ませるところでもあります(菰野町には、大きな河川が2つあるものの、河川整備に対して流量が上回ると想定される河川の合流部が存在していないことは幸いです)。
その流量の多い合流部の一つに足を運びました。

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                              【農業用の川】

ここでは詳細を省きますが、合流部というだけでも治水上相当な配慮が必要になるにも関わらず、ここはさらに農業用の川と通常の河川の2つ(実際はさらに1本ありますが)の川が並行しているため、雨量増加時の水位調整の際、行政の縦割りというよりも複数の利害関係者が存在するため、意思決定のプロセスが煩雑になってしまうとのことでした。

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                  【通常の河川(上)と水位調整のためのひ門(下)】

これから國定市長さんも治水のために知恵を絞っていくとのことでした。小生としましても全国的にも珍しい状況を視察し、大変勉強になるとともに、わが町の治水対策を見直す良い視点を頂いたと感じています。

続いて、お隣の見附市 さんに連れていって頂きました。

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ここは、河川堤防に人工的に低い箇所を設け、流量が増えた際に農地に設定した遊水地へ水を誘導し、下流の河川負荷を低減させる施設です。今回の豪雨災害でもこの仕組みがなければ、さらに壊滅的な被害になっていたことを示すデータも拝見致しました。

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國定市長さんも小生も経験的知識として有しているのが、豪雨時における2時間分の雨量をコントロールできることの重要性でした。今回の視察は短い時間ではあったものの、首長としての互いの経験に支えられた直感を共有でき、大変有意義なものでした。お誘い頂いた國定市長さんに感謝です。
これも近い将来には菰野町の良い財産になると思います。

さて、三条市からは28日(日)の1:00ぐらいに帰還し、その日の7:30から平成23年度菰野町民総ぐるみ総合防災訓練を実施しました。

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今回の防災訓練から、およそ4万人の全町民を対象に安否確認を実施することに致しました。災害対策本部では、想定に基づく情報収集、事案対処などの訓練を実施しました。

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およそ1万5000人の町民皆さんが実際に各地区での訓練に参加され、区によって若干の温度差があるものの安否確認も積極的に取組んで頂いたところもあるようです。今年の課題をしっかりと精査し、菰野町の防災力の向上に努めて参りたいと存じます。自助、共助、公助の役割分担及び役割連携を意識した災害に強いまちづくりに取組んで参りますので、皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げます。