石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

「町村へのメッセージ」じゃけん。

今年は11月でも暖かな気候が続いていたので、あまり綺麗な紅葉は期待できないと思っていましたが、ここへきて当町の鈴鹿山脈も綺麗に色づいてきました。
平地部である役場周辺でも見頃となってきています。

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この燃えるような赤は見事というより他ありません。四季折々の素晴らしさを楽しめる土地で生活できることを実感しました。

11月30日(水)は 全国町村長大会 に出席致しました。全国から1000名近い町村長皆さんがNHKホールに集まりました。

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始まる前から会場のSPの数がやけに多いと思っていましたら、公務多忙な中、野田佳彦 内閣総理大臣も来賓として臨席され、ご挨拶されました。

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東日本大震災で大きな被害を受けた 宮城県南三陸町の佐藤町長 さんと 福島県飯舘村の菅野村長 さんが、被災当時の状況と現在の思いを切々と訴えられました。
小生としても、同じ基礎自治体として可能な限りの支援をして参りたいと強く思いました。

式次第に、例年にはない「町村へのメッセージ」という次第があり、不思議に思っていました。
そうしましたら、なんと 菅原文太 さんが登場。
実際に田舎暮らしをされていることに触れながら、被災地への支援を一緒にやって行こうと述べられました。

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ただ、ガッツポーズを連発しながら、登場してきたのは、イマイチ理解できませんでした(笑)

この全国町村長大会の前後には、会合や大会が多く開催され、取捨選択しながらも関係しているものには参加します。

また、地元選出の国会議員の先生方とも会議の場がセットされ、地方に関わる税制を含む財政課題や各種制度について、意見交換を致します。

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基礎自治体にとっての喫緊の課題は、自動車重量税及び自動車取得税の廃止の問題でした。当町としても両税合わせて2億円という極めて大きな財源となっていることから、当然のごとく「廃止なんてもってのほかである!」と強く申し上げました。

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また、社会保障制度と税の一体改革に関する与野党協議の進捗状況など、リアルなお話を伺うこともできました。

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さらに「子どもに関する手当」の地方負担分についての議論もなされ、基礎自治体の思いを改めて伝えることが出来たと思います。

小生が町長であることを割り引いたとしても、実際に、住民生活に直接関わり、重要な役割を果たしているのは、都道府県ではなく市区町村だと断言できます。しかし、国と地方という枠組みでは、地方=都道府県というような報道がなされ、政府と知事会の対立がクローズアップされるなど、若干違和感を感じる場面も多くあります。当然のことながら、300万人を超える横浜市や1000人にも満たない村も存在しますので、市区町村といえども一括りにはできませんが、住民サービスという観点からは、もっと基礎自治体の生の声を聞き、国の制度に反映させることが重要だと小生は考えています。
そういう意味からは、有意義な時間であったことは間違いないと思います。