石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

1機当10

16日(火)の15:00に 自衛隊三重地方協力本部長 の木戸口和彦1等陸佐さんらが、平成24年版の『防衛白書』のご説明のために来庁されました。
今回の『防衛白書』は、「わが国を取り巻く安全保障環境」、「わが国の防衛政策の基本と動的防衛力」、「わが国の防衛に関する諸施策」の大きく3部からなっています。

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「わが国を取り巻く安全保障環境」では、アメリカ合衆国の動きの中でも特にアジア太平洋地域重視の動きについて詳細に紹介しています。昨年11月にオーストラリアとの連携強化を打ち出しており、日本を含めた韓国、シンガポール、グアムなどともに、環太平洋の安定に寄与していくこととなっています。
このことに関しては、当然ながら、北朝鮮や中国の動向を注視しており、北朝鮮については、核開発問題、4月の「人工衛星」と称するミサイル発射や金正恩氏への新体制への移行について触れられています。中国については、東シナ海及び南シナ海における潜水艦や駆逐艦の動向、国防費の増大、なかでも空軍のステルス機開発、海軍の空母艦の就航などが重点事項として記載されています。

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「わが国の防衛政策の基本と動的防衛力」では、平成22年の防衛大綱で示された動的防衛力の構築について具体的の紹介されています。この「動的防衛力」 とは、「『防衛力の存在』を重視した従来の『基盤的防衛力構想』によることなく、『防衛力の運用』に焦点を当て」ることであり、つまり、限られた防衛力を効果的かつ能動的に運用していくこと です。特に、北朝鮮や中国に対しては、効果的かつ効率的な防衛力整備を着実に実施しています。
さらに、次期戦闘機の整備では、ステルス性、機動性、補給性の面で優れているF-35Aの選定について触れられており、今後47機を新たに配備していくこととしています。
ちなみにこれ以上の性能を持ちアメリカが保有している F-22は、高速運航中に垂直停止可能な機能を有しており、シュミレーション上では、1機のF-22が某国の戦闘機10機と対峙しても撃墜する性能がある とのことでした。

「わが国の防衛に関する諸施策」では、実効的な抑止及び対処ということで、周辺空海域の安全確保のために領空侵犯の恐れがあると判断した場合に年間400回以上の緊急発進があることが報告されており、その内訳は、ロシア機が58%、や中国機が37%とそのほとんどを占めています。
また、内閣府世論調査を引用し、東日本大震災に対する自衛隊の対応について、国民の97.7%が評価をしていると記載されており、災害時における国民の期待に応える活動が受け入れられていることを窺わせます。同様に、国際貢献活動として、現在も4ヶ国に自衛隊員が派遣され、大きいものでは国連ハイチ安定化ミッションへは、今も300名からなる部隊が駐留しています。

説明後も分厚い『防衛白書』を読み返していましたが、興味深い記述もあり、今後の日本を考える上で必要になる情報であると再認識しました。

10月は、菰野町内で多くの行事が開催されますが、21日(日)は3つの小学校区でコミュニティ祭りが開催されます。
千種地区では、8:30から14:00まで千種小学校において 千種地区ふれあいまつり が開催され、芸能発表や作品展示、模擬店などがあります。同時に小学校の公開授業もあり、地域が一体となったお祭りとなります。

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竹永地区では、9:00から14:30まで竹永小学校において 第18回竹永ふれあいまつり が開催され、こちらも芸能発表や作品展示、バザーなどがあり、小学校の授業参観もあります。

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天候が心配されますが、楽しい1日になることを期待しています(鵜川原地区のコミュニティ祭りについては、後日告知します)。