石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

実は砂防の聖地 -綿貫民輔さん来たる!-

28日(水)は10:00に全国治水砂防協会 の皆さんがご来庁されました。砂防を専門にされている研究者や行政関係者の中では、菰野町は全国的にも名前の通った地であり、今回は町内の砂防施設の視察にお越しになりました。

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先月の全国道路利用者会議 の際にもお会い致しましたが、全国治水砂防協会と言えば、会長は、小生の尊敬する政治家である綿貫民輔さんです。

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綿貫会長さんも当町の砂防に関する歴史や現在の施設一つ一つを担当者の説明に熱心に耳を傾けながら、つぶさにご覧になられていました。

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菰野町内を流れる朝明川流域を含む鈴鹿山系は、今から110年以上前である明治32(1899)年に砂防指定地に編入され、その後、数々の砂防事業が手掛けられ、水害に関わる町民の安全安心に寄与してきています。

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また、特に、大正11年に三重県で初めて施工された練石積堰堤は現存しており、堤の両側がなだらかな傾斜になっている「縄だるみ堰堤」は当時の技術力の高さをうかがい知ることが出来ます。
全国砂防協会の友松副会長さん、大久保相談役さん、岡本理事長さんらとのお話で「実は菰野町は砂防の聖地のような場所で、足繁く通ったフィールドなんです」と教えて頂きましたし、明治時代にフランスで日本の砂防施設が紹介された文献に三重県菰野町(当時は千種村)が写真付きで掲載されている著作のコピーも頂きました。

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朝明渓谷の上流にある 朝明砂防学習ゾーン にも足を運んで頂き、様々な工法に関する視察も行われました。

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平成20年に当町を襲った短時間集中豪雨をはじめここ数年頻発している大規模な水害に対して住民の生命財産を守るためにも、砂防施設の充実は欠かせませんし、既存の砂防施設の施設の適切な維持管理は重要なことです。
この視察を契機として、綿貫会長さんや全国治水砂防協会の皆さんにもご指導頂きながら、引続き尽力して参りたいと存じます。