石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

それぞれの出来ることを

過日、総合型地域スポーツクラブである 元気アップこものスポーツクラブ さんから、東日本大震災の被災地に対する義捐金をご寄付頂きました。

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昨年に引続きのお取組ですが、「菰人(コモンチュ)Tシャツ」の売上の一部や募金活動で集まったご厚志を賜りました。皆さんがたのお取組に心から敬意と感謝を申し上げますとともに、今後とも可能な限り被災地に寄り添って頂くようよろしくお願い申し上げます。

先月28日(木)の8:30に東日本大震災の被災地である 宮城県石巻市福島県相馬市 の支援のために4月1日に赴任する南川文裕さんと舘豊さんの両名に辞令を交付しました。

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両市とも甚大な被害により、復旧復興を進めていくための基礎自治体の職員の人的資源が、圧倒的に不足しています。防潮堤や道路などの社会的インフラの整備、被災者の住宅の建設、土地利用計画を含めたまちづくりのプラン作り、家屋被害の判定や新築家屋の固定資産の評価など、自治体職員でしか支援が出来ない業務が山積しています。
今回の2名についてはいずれも6ヶ月間ではありますが、菰野町民を代表するつもりで全力で支援するよう申し上げました。健康に気を付けてしっかりと責務を果たして欲しいと思います。

1日(月)の9:30から石巻市に6ヶ月間赴任していた早川忠明さんと相馬市に5ヶ月間赴任していた鈴木かがりさん両名の解任の辞令交付を行い、現地での業務報告などを受けました。

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小生も2月に現地を拝見しましたが、およそ半年間の進捗をまとまった形で聴くことが出来ました。
両市とも、今後も津波による被害の可能性がある地域から高台などへの移転が大きな課題であると感じました。さらに、地盤沈下による浸水も未だに続いており、その解消も必須課題となっています。

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防潮堤や道路、河川堤防などの社会的インフラを復旧させる場合、後世の憂いを可能な限り取り去るためにも、被災時点よりも防災減災に寄与する構造に改善すること(例えば、避難経路に不可欠な道路の幅を3メートルから6メートルに拡幅することや、河川を遡上した津波を防ぐことが出来なかった河川堤防の高さを4メートルから8メートルに嵩上げすることなど)は必要不可欠なことだと考えられますが、残念ながら災害復旧は原型復旧が原則ということで、復興予算の使い勝手の悪さが指摘されています。

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                      【相馬市役所で立谷市長さんと(2月)】

通常の災害であってもより良くするための復旧予算が認められてもいいと思いますが、東日本大震災大震災の復興に関してはより良い構造物を作ることは当然のことであり、国家百年の計以上の考え方を持つべきだと考えます。

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                     石巻市役所で笹野副市長さんらと(2月)】

今後とも被災地の継続的な支援を行って参りたいと考えておりますので、引続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。