石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

御英霊のアイデンティティ

過日、竹永地区遺族会さんの主催による 平成25年度竹永地区戦没者春季慰霊祭 に参列致しました。

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八十八柱の御霊に対して衷心より哀悼の意を表するとともに、日本はもとより世界の恒久平和を祈念申し上げました。
ご挨拶でも申し上げましたが、ご英霊各位が存命時代には、現在の菰野町は存在せず、個々のアイデンティティを形成する上では、区や村の存在が大きかったのではないかと忖度致します。そういう意味からも、町行政が開催する戦没者追悼式も重要な式典には違いありませんが、こういった地区での追悼式は、心情的観点からもより意義が深いと考えています。

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開催に際して、改めて関係各位に敬意と感謝を申し上げます。

その後、平成25年度第1回よもやま歴史教室の冒頭でご挨拶。
平成8年に開講し、年に約10回開催しているこの教室も今回で通算185回を迎えました。よもやま歴史サークルの会員の皆さんが、年間計画を策定し、講師の手配、会場の設営や受付など自主運営で開催しており、昨年度は1回の教室に平均100人の方が参加しておられます。

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今回は、昨年度発掘調査が行われた 飛塚古墳 がテーマでした。
この発掘調査は、国道477号湯の山道路道路改築事業に伴って、三重県埋蔵文化財センター さんによってなされたもので、この日は、相場さやかさんから報告をして頂きました。今回の調査で、古墳時代中期前半(5世紀)に造営された古墳であることが、出土した埴輪から判明し、特殊な家形埴輪が出土したこと、赤く塗られた円筒埴輪が珍しい形をしていることから、この地域にいた豪族などのお墓であったと考えられるとの結論が得られました。
無事に調査も終わり、歴史的な価値付けもなされて、それを共有できる機会が設けられたことは素晴らしいことだと思います。

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無事にといいますと、実は、この発掘調査をするための草刈などを実施している際に、複数の住民さんから「町長、おまえが死ぬとアカンで止めさせたほうがいいぞ!」というお声を頂戴しました。といいますのも、この飛塚古墳は、小生も小さな頃から「古墳に入ると祟りがある」と言われており、地域の皆さんにとっては畏れの対象だったからです(実は発掘調査を始める際には、かなり心配はしていましたが(笑))。
ともあれ、小生も無事に生き永らえておりますので、よかったです。

5月26日(日)の13:30から 真菰の会さんの主催による 第6回 民話語りのつどい が朝上コミュニティセンターで開催されます。お時間のある方は、ぜひ足をお運び下さい。

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