石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

土砂災害に備える

過日、津市で開催された治水砂防関係の研修会に出席しました。
まずは、国土交通省 の技監である足立敏之さんから「我が国の防災・減災対策について」と題した講演がありました。足立さんは、平成23年7月からおよそ1年間、国土交通省中部地方整備局 長を務められていましたので、この地域の社会インフラ整備にも精通されています。

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具体的な事例を用いながら土砂災害に関してお話頂き、特に本年10月に伊豆大島で発生した土砂災害の発生過程と特徴については、広い範囲で14件の土石流と7件のがけ崩れが発生し、甚大な被害が出たものの、砂防施設が整備されていた渓流では土砂と流木を捕捉して、下流域への流出が止められていることも示されました。東日本大震災関連の内容もあり、さすが、災害発生時にいち早く現場に駆け付け、被災地の状況調査をして、復旧に向けた活動を開始する TEC-FORCE の名付け親というだけあり、防災減災の立場から有意義な内容でした。

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続いて、国土交通省中部地方整備局の河川部長である五十嵐崇博さんから「中部地方の砂防事業に関する最近の話題」と題した講演がありました。南海トラフ地震への対応や中部地方で発生した最近の土砂災害などの話題に触れられました。特に、土砂災害防止法 に基づいた土砂災害警戒区域等の指定を着実に行い、ハード、ソフト両面からの対策を講じることを力説されていましたので、当町においても関係者との協議を進めていきたいと思います。

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最後に、全国治水砂防協会 の理事長である岡本正男さんから「砂防に関する最近の話題」と題した講演がありました。土石流や鉄砲水の映像を多数紹介しながら、ゲリラ豪雨に対する備えをお話頂きました。漫談調のリズムある話し方で聴いている我々も話に引き込まれていきました。

皆さんもインターネットの動画サイトなどで「土石流」や「鉄砲水」などのキーワードで検索すると災害に対する備えに参考となる映像が散見されますので、一度、ご覧頂ればと存じます(一部、閲覧注意のものもありますので、お気を付け下さい)。

昨日28日(土)からふるさとへの帰省ラッシュが始まっていますが、皆さんの年末年始はどのような予定でしょうか?小生はこれまで全く知らなかったのですが、パラミタミュージアム さんは、毎年1月2日は入館料無料の企画をなさっています(残念ながら、今回で終了のようですが)。また、3日は入館券をお求め頂いた方には、もれなくストラップがプレゼントされる企画も開催されます。

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お正月から芸術にふれるいい機会だと思います。ちなみに1月2日(木)~2月4日(火)は、高円宮家 根付コレクションと高円宮妃殿下 野鳥と旅の写真展 が開催予定となっています。

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