江里夫妻の美

過日、パラミタミュージアム で開催中の －仏像と截金の美－ を鑑賞して来ました。

パラミタミュージアムでの江里佐代子さんの展覧会は、平成２０年 と 平成２３年 に続く、３回目となります（２回目には江里康慧の仏像との同時展示）。また、パラミタミュージアムはこの截金を７５点収蔵しており、美術館としては最大の収蔵数を誇っており、それを余すところなく拝見することが出来ます。

ど素人の小生が評価するのは、甚だ僭越ですが、平成１４年に５７歳の若さで人間国宝として認定された江里佐代子さんの截金作品の繊細さと優美さにただただ圧倒されました。製作過程も展示してあり、その細かな手作業は根気のいるものだと改めて感銘を受けました。

この日は、仏師である江里康慧さんの「聖観音菩薩立像」の収蔵記念として、常設展示場である庭園での杮落としが執り行われました（仏像なのに神式だったのですが、きっと深い意味があるに違いありません）。

来年１月２５日（日）までの開催となっております。年末年始のお休みにでも足をお運び下さい。

先日の文房四宝まつりで購入した雄勝硯と熊野筆。