太平洋、日本海、富士山と琵琶湖が見渡せる
今月の特集は、超高層の科学 ブルジュ・ハリファの秘密 です。
ご承知の通り、ブルジュ・ハリファ と言えば、トム・クルーズ主演のシリーズ映画である「ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル」の舞台にもなったドバイ（アラブ首長国連邦）にある高さが世界１位のビルです。その高さはなんと828メートル。また、アンテナなどを除いて、利用者が入ることが可能な最上階の高さも584.5メートルと世界で１番です。このブルジュ・ハリファに焦点を当てて、超高層ビルを科学的に解説しています。特に、風と高層ビルについては、カルマン渦と固有周期の関係を用いて、大変分かり易く説明しています。
利用者が入ることが出来る最上階の高さにおいて、日本で一番である あべのハルカス は、その高さ287.6メートルを誇りますが、世界の中では、２５位までにも入りません。ちなみに、利用者階の高さでは、１～８位がアジアが占めており、中東、中国（台湾、香港など含む）が圧倒的です。
あと、2045年に向けて東京湾に1600メートルのスカイマイルタワーを建てる提案がなされているという大変興味深い記事があり、その詳細をよく読むと、主に居住空間として使われ、なんと55,000人の居住者が生活可能な超高層ビルということになります。建設費がいくらかかるかはわかりませんが、ブルジュ・ハリファが建設当時の為替レート換算で約1,400億円ということですから、ほぼ倍の3,000億円ということになるのでしょうか？
いずれにしましても、御在所岳よりも高いビルなんていうのはちょっと想像を絶しますね（笑）
