石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

10万通りの軌道計算


今号の特集は「火山と超巨大噴火」

世界の陸地面積の0.25%しかない日本に、世界中にある活火山の約7%が集中している事実からも、日本が火山大国であることは間違いないようです。東日本大震災が発生した平成23年(2011年)3月11日の1日で、日本列島が、西から東に最大5.3メートルも引き伸ばされました。しかしながら、このことと、御嶽山口永良部島などの噴火は無関係と言われています。つまり、火山活動は火山活動として観測し続けていく必要があるということです。

それよりも興味深かったのが、火山灰が大きな被害を招く恐れがあるということでした。10cmの火山灰でも雨が降ると、セメントのように固まり、重量が増し、簡易な家屋であれば倒壊してしまいます。日本家屋の梁も30cmで壊れるほどの重量になるとのことでした。自然の脅威というのは、こういうところにもあるのだと感じました。

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緊急特集は、近世探査機の「あかつき」の成功でした。前回、金星の軌道に入ろうとして失敗したのが、5年前つまり平成22年(2010年)12月7日で、奇しくも今回再挑戦して、成功した日が平成27年(2015年)12月7日と同日であった事実を初めて知りました。また、前回失敗してから、およそ3年間かけて、軌道修正の担当者4人が10万通りの軌道計算を行い、今回の成功に至った経緯は、執念を超越した神の領域に近いものを感じました。

今回の二つの特集は、読み物としても面白いので、ぜひ、手にとってみて下さい。