石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

農福連携の第一歩

過日、三重県農業共済組合連合会 第68回通常総会 が開催され、出席しました。農業共済制度は、台風や大雨などによる稲の倒伏や土壌湿潤による大豆などの生育不良など、自然災害によって農作物に被害や、最近では猪や鹿、猿などによる獣害被害が発生した場合に、その被害を補償するいわば農作物のセーフネットの役割を果たしています。この日は、三重県内にある七つの組合の管理者や事務局が一堂に会して、平成27年度の事業報告や平成28年度の事業計画及び業務収支報告予算案などを審議しました。

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その審議に先立って、農業共済制度への功績や事業発展に寄与した皆さんの表彰も行われました。恥ずかしながら、小生も本組合連合会の監事を8年以上務めていることから表彰をして頂きました。

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その三重県農業共済組合連合会は、県下七つの組合の連合体ですが、この度、七つの組合が一つになることとなり、7日(木)に三重県農業共済組合等組織整備予備契約調印式が執り行われました。

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平成22年11月に農林水産省経営局長通知により、「農業共済団体等の1県1組合化」の推進が図られ、その後、三重県としても1県1組合化に向けて議論を進めて参りました。農家へのメリットや経営基盤の安定化などに留意しながら、組織整備の検討を重ね、平成29年4月に三重県農業共済組合を発足することとなり、この日にそれに向けた組織整備の予備契約の調印を行いました。残された時間はわずかですが、これまで議論して来たこを踏まえて、着実に来年4月にスタート出来るように、関係各位と協力して参ります。

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過日、菰野町農福連携雇用推進協議会を開催しました。この協議会は、障がい者やひきこもりなどの社会参画及び就労機会の増大を目的として、また、後継者不足に悩む農業の活性化の方策を探る意味から、本年度立ち上げた会合です。この日が第1回の会合となり、社会福祉関係、障がい者の関係者、農業関係者などが集まって、障がい者の就労支援の現状や農業現場の実態など情報共有をしました。今後は、出された課題を整理しながら、一人でも多くの方が就労できるように調整して参りたいと考えています。「難しいから止めておこう」ではなく、「出来ることは何なのか」という視点から積極的な議論がなされることを期待します。

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