あいふぇすた イン 菰野
過日、第７６回三重県視覚障がい者福祉大会 あいふぇすた イン 菰野 が開催されました。この大会は、社会福祉法人 三重県視覚障害者協会 と 菰野町心身障がい者福祉会あいの会 の共催により開催されました。この三重県視覚障がい者協会は、大正１２年に結成された三重県盲人会を前身として、長年にわたり、視覚障がい者が地域で自立した生活を送ることができるよう尽力されてきました。
「急げ 鉄道のホーム転落事故防止対策を」
「作ろう 障害者差別と偏見のない社会を」
「守ろう あはき師の職域と業種を」 ※あはき師とは、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師のことです。
「進めよう スポーツで健康と仲間づくりを」
の四つの大会スローガンを掲げて、関係者を合わせると三重県下各地からおよそ３００名の皆さんが参集され、盛大に開催されました。
特に、本年８月に東京の地下鉄ホームで盲導犬を連れた視覚障がい者が、ホームから転落をして、お亡くなりになるという痛ましい事故が起こりました。長年の間、この問題は取り上げられており、徐々に改善はされてきたものの、本年は喫緊の課題として取り上げられました。都市部だけでなく、地方のホームでもラッシュアワーの混雑時には、危険な状況が散見されるとのことですので、現状を踏まえ、必要な対策を講じなければならないと痛感しました。
菰野町としては、2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機として、障がい者スポーツの振興を図るために、本年度の予算で、視覚障がい者が取り組める（健常者もアイマスクをして一緒に参加できます）サウンドテーブルテニスの台を購入しました。先の１０月１日～２日のろう者サッカー男子日本代表の合宿の誘致なども含めて、多様な皆さんがスポーツに触れあう機会の創設を目指して取り組みを進めて参ります。
