石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

無電柱化による景観形成

昨年(平成28年)12月に、災害の防止、安全・円滑な交通の確保、良好な景観の形成等を図るために、無電柱化の推進に関する法律が成立し、無電柱化が社会の新しい課題として注目が浴びる中、無電柱化推進セミナー に出席しました。

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巷間、日本は美しい景観や自然が存在しているにも関わらず、電柱や電線がその価値を半減させているという指摘があります。戦争によって焦土と化した国の社会資本整備を早期に復興させなければならなかった歴史を有する日本と他国を軽々に比較することは戒めなければなりませんが、データとしては、ロンドンやパリ、香港の都市は、100%の無電柱化を達成していますし、隣国の首都であるソウルも46%となっている中、東京23区では7%、大阪市では5%となっています。加えて、現在、日本国内には3,500万本という途方もない数の電柱が存在しており、毎年7万本が新規に設置されています。

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国全体の議論として、これまで無電柱化には多額の費用がかかることもあり、また、他に優先すべき事業がしたためになかなか予算を確保することが出来ませんでした。そのような中、他の優先すべき事業はあるものの、技術的な進歩や規制緩和、民間事業者の理解なども進んできたこともあり、可能な範囲(特に、災害時の緊急輸送道路などにおける新規の電柱設置の抑制)で無電柱化を図ることとなりました。

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今後、菰野町としても、関係機関との情報共有を図り、また無電柱化を進めている他の自治体の状況(当然のことながら財政負担なども含みます)を研究しながら、良好な景観形成に努めて参ります。

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