石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

「魚鳥招霊之碑」

過日、飲食店や宿泊施設の調理人の友好団体である 三重庖友会 主催による同会副会長である斉木宏之さんの平成28年度「三重の名工」受賞祝賀会及び平成29年度懇親会に出席しました。

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三重庖友会の会長である大橋義信さんは、湯の山温泉の寿亭代表取締役も務められています。そのご縁もあり、三重庖友会の会員皆さんによる平成27年から菰野町の農産物を用いたアイデア料理コンテストを開催頂くなど食を通じた地域活性化にも貢献してみえます。

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この日も、会の冒頭に四條流庖丁儀式が行われ、調理人の業と心意気を十分に堪能することが出来ました。来年の湯の山温泉開湯1300年、萬古焼き創始者の沼波弄山生誕300年、鈴鹿国定公園指定50周年の菰野町地域活性化にとって節目の年を、料理の面から盛り上げて頂けるようお願い申し上げました。

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5月に湯の山温泉の観光シーズンの安全を祈願する催事が三嶽寺で開催された際、境内に建立されている石碑に目をやりますと、そこに「厚生大臣 斎藤昇」の文字がありました。故斎藤昇氏といえば、厚生大臣参議院議長を歴任した斎藤十朗さんの父親です。斎藤十朗さんは、小生の政治人生にとっても重要な人物であり、その父の字が刻まれている石碑が菰野町内に建立されていることに新鮮な味わいを覚えました。

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「魚鳥招霊之碑」で石碑の裏を拝見すると「維時 昭和四十四年十二月吉日 湯の山調理師会 建立」とあり、当時の湯の山温泉地域の調理人の皆さんが、自らのまさに生業である生きとし生ける魚や鳥といった食材に感謝の意を込めて、魂を招き弔うために建立されたものであると考えられます。

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過日、四日市市食肉地方卸売市場(四日市市食肉センター)で開催された獣魂慰霊祭と趣旨は同じだと思います。

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飲食店や観光施設だけでなく、我々は多くの生命を頂いて生き永らえています。それらへの感謝を忘れずに日々の食事を頂こうと思います。