石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

「おお、どっかで見たな!」

過日、三重北農業協同組合 第5回通常総代会 に足を運びました。現在も継続中ですが、農業にとってのここ数年の議論は、いわゆる「農協改革」(小生は、多義的な意味において、「改革」という言葉が相応しいとは思っていませんが)とTPPを含む対外農業政策が中心でした。いずれの問題も、先行きが不透明という点で共通しており、農業にとって重要な安定という立場から申し上げるといささか拙速な印象を受けましたし、本質的な議論が深まったとは言い難いものだと感じました。食糧自給率の向上のみならず、地域の持続可能性を担保するために農業の果たすべき役割は大きいものがありますので、その公共性及び公益性についての情報を共有した上で、農業の将来についての具体的な議論が深まることを期待します。

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農業と言えば、現在、日本とEUとの経済連携協定(日欧EPA)交渉の閣僚級会合が行わていますが、農業分野における交渉は厳しさを増しています。特に、EUはチーズなどの乳製品やワインの関税完全撤廃を強く迫っており、それに対して日本は自動車の関税撤廃の時期を探っています。日欧EPAは、一部にTPP協定よりも厳しい条件があり、日本にとっては困難な交渉が続くと思われます。

先日、日欧EPA交渉のニュースが流れているのを何気なく見ていると、近々に農業分野についての意見交換の場でお会いした全国農協青年協議会の会長である飯野芳彦さんが、会合で要望を訴えているではありませんか!彼の論旨は最もで「農業者が耕作意欲を減退させないような対応をして欲しい!」というものでした。対外農業政策だけでなく、日本の農業全体を俯瞰した見識をお持ちでしたので、またお会いして色々と現場の声をお聞きしようと思います。

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その飯野さんから『JA全青協ポリシーブック 2017』をご恵贈戴きました。副題が「若手農業者が長期的な営農ビジョンを描くために」となっており、早速、読み始めると、実際の課題とその解決方法が分かり易く書かれていました。菰野町の農業の将来を考える上でかなり参考になると思いますので、しっかり研究しようと思います。

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過日、三重県市町村職員年金者連盟三重郡支部総会でご挨拶。旧楠町役場の職員を含む朝日町、川越町、菰野町の職員の諸先輩方に挨拶を兼ねて町政の近況報告を致しました。

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