石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

約20億円の延命化

過日、基幹的設備改良工事が完了した清掃センターの地元区役員に対する報告会を開催しました。本清掃センターは、平成3年3月に竣工し、その後、廃棄物処理法の改正によりダイオキシン対策を施し、約25年間適正な運転をして参りました。平成25年度に実施した精密機能検査により、燃焼設備、ガス冷却設備、灰出し設備などの老朽化が顕著であることが判明しましたが、建屋そのものには大きな問題はないことから、主要設備の改修を行い、施設の延命化を図ることとなりました。

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平成27年9月から平成29年6月までの約21ヶ月の期間中に、二つの炉を交互に休止しながら工事を実施しました。当然のことながら、処理し切れない廃棄物の約3,000トンについては、民間事業者に委託し場外搬出して処理しました。基幹的設備改良工事には約18億円、可燃物処理委託には約1.25億円、清掃センター外壁改修工事には約3,100万円の経費がかかり、その他の経費も含めた全体経費は約20億円でした。

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一日当たりのゴミ処理能力は10トン向上し、一日当たりの電気消費量も650kwhの削減となりました。これらを加味した二酸化炭素の排出量は28.6%減少し、改修工事前に想定していた5~10%ぐらいの削減量を大きく上回る結果となりました。また、騒音や振動対策も実施し、当然ではありますがいずれも規制値内に収まっています。

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廃棄物処理は行政のハード整備だけでなく、住民皆さんの分別の徹底や3Rの意識(特に容器包装リサイクル)などのソフト事業が重要になります。今後とも地元の皆さんのご理解を得ながら、安全運転第一で適切な運用をして参ります。

菰野町障がい者・障がい児福祉計画策定委員会を開催しました。現在の菰野町では、第3次菰野町障がい者福祉計画、第4期菰野町障がい福祉計画に基づいて、障がい者及び障がい児の福祉事業を展開しています。平成28年児童福祉法改正により、これまで障がい福祉計画の中で策定されていた障がい児福祉サービスが、平成30年4月からは新たな独立した計画である障がい児福祉計画を策定することとなりました。このことから以上の2計画に新たな障がい児福祉計画が加わり3計画の策定をしなければなりません。

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また、平成28年には障害者差別解消法の制定、同じく平成28年には成年後見制度利用促進法、さらに同じく平成28年には発達障害者支援法の一部改正などがあり、これまで以上に個々の状況に応じたきめ細かな対応が求められます。当町としても、今年度は、約2,000人の障がい者手帳などの保有者に対して、アンケート調査を実施し、実態に即した計画を策定して参ります。各委員におかれましては、それぞれの立場からご議論を賜りますようお願い申し上げます。

山形県村山地方町村議会議長会が行政視察のために来庁され、ご挨拶を申し上げました。村山地方町村議会議長会は、西村山郡東村山郡の7町議会で構成されています。今回は、その正副議長の14名と事務局の皆さんがお越しになり、当町が取り組んでいる あいあい自動車 をご視察戴きました。あいあい自動車事業の目的は、地域の支え合いで公共交通体系を補完することであり、2025年から2040年の超高齢社会に対応する施策でもあります。この取り組みがそのまま山形県村山地方で実施出来るかどうかは分かりませんが、お互いに知恵を絞ってより良い仕組みを構築出来れば幸いです。遠路はるばるありがとうございました。

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ちなみに、本年の全国高等学校総合体育大会(=インターハイ)は山形県を中心に開催され、当町が来年開催予定の登山競技は、今回の視察にお越し戴いた西川町でも開催されることとなっています。