石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

水と親しむ

過日、三重県町村会の第70回定期総会が開催されました。平成30年度の予算編成に向けた国及び県に対する重点要望事項を採択しました。来年度の予算編成においては、地方自治に関わる税制改正が行われると言われており、菰野町の税収にとって大きな案件はゴルフ場利用税の行方です。このゴルフ場利用税は、都道府県税ですが、その7割がゴルフ場所在の市町村に交付金として配分されます。平成29年度の当初予算ベースでは4,700万円の歳入を見込んでおり、万が一にも廃止された場合には、貴重な財源が失われることとなります。また、消費税が10%に引き上げられる際に、自動車取得税の廃止と環境性能割による課税が導入されることから、これらの影響がないように代替財源の移譲を求めなければなりません。

一方で、菰野町にとっての歳入増加の可能性がある森林環境税(仮称)が導入される見込みとなっていますが、税金を集める以上、市町村の果たすべき責務が大きくなるのは当然であり、その責務の内容を見極める必要があります。ただ、森林面積の約6割を占める私有林の中には、管理が不十分であったり、そもそも相続によって引き継いだ森林であることから国や市町村に寄附をしてまでも手放したい者も存在します。大きな枠組みで申し上げれば、災害の防止や温室効果ガスの吸収など、森林の適正管理は公益に資する事業でありますが、新たな税制の導入には目的を明確化しなければならないと思います。これに関しては、町としても国の動向を調査研究して参ります。

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総会の冒頭、自治功労者の表彰も行われました。

他にも、拙ブログでも取り上げていますが、道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律(=道路財特法)の期限切れに伴う国の補助率の引き下げが行われる予定となっています。社会資本整備総合交付金を活用して実施している菰野町の道路事業に対する国の交付金充当率は、55%となっていますが、道路財特法の期限切れに伴い5%が削減され、同規模の事業を実施しようとするとおよそ2,500万円の歳入減となります。

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8月末に向かって国の概算要求がまとまり、その後、年末に向かって、法的な制度改正の議論が活発化していきます。平成30年度は市町村にとってかなり大きな税制改正が行われますし、社会保障制度(第7次医療計画、第7期介護保険事業計画、国民健康保険財政の都道府県への一元化など)の大きな節目の年でもあります。これらについても、市町村としての立場から制度改正の動向を踏まえ、現状を踏まえた対応をしなければならいので、データに基づいた調査研究を行わなければなりません。

過日、美し国三重市町対抗駅伝 に向けての菰野町チームの練習会がスタートしましたので、激励に足を運びました。これから半年間、ほぼ週に1回のペースで練習会が開催されます。監督の山口徳之さんやコーチの大家一樹さんらをはじめとする関係各位には大変お世話になりますが、菰野町らしいチームワークのある戦いが出来るようにご指導をよろしくお願い申し上げます。

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第33回町民水泳大会の開会式でご挨拶。総勢51名(参加延べ人数77名)の参加者で盛大に開催されました。競技種目中心であったためか、4~5年前には参加者が10名前後と大会開催の有無も検討されたと伺っていますが、ここ数年では、団体種目として、レクレーション的要素を取り込んだ浮輪リレーや水中4人5脚などが実施され、年々参加者も増加してきました。

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この日も団体種目が大変盛り上がったようです。水に親しむ絶好の機会だと感じますので、引き続き大会運営にはご協力下さい。

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