Who is Keiichi Kanda?
知人の紹介で、偶然にも神田桂一さんにお会いしました。偶然にもというと妙な言い方ですが、事前に約束もなく、友達の友達の友達の連鎖によってお会いしたということです。
と訝る方もお見えかも知れません。
現在11万部を売り上げている『もし文豪がカップ焼そばの作り方を書いたら』(神田桂一、菊池良(2017)宝島社)の共著者です。
お会いした場所が本屋の店先ということで、早速、その場で著書を購入して、サインをして戴くという愚挙に出てしまいました。
パラパラと斜めに読みましたが、村上春樹の「完璧な湯切りは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」(PP17)や大江健三郎の「湯切りの失敗は焼そばの identity を喪わせる」(PP26)、三島由紀夫の「私は湯切りの躍動感を見下ろし、湯気の生命力を貌に浴びながら、容器から湯を取り出した」(PP77)など湯切りの部分だけを読んでもなかなか面白かったです。
是非、皆さんも手に取って、楽しんで下さい。