石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

5年間の歳月を経て

平成25年3月に閉館した 御園座 が、5年の歳月を経て、その間、紆余曲折がありながらも、4月1日(日)に新しく生まれ変わりました。新劇場のデザイン監修は、新国立競技場の建築デザインでも名を馳せた隈研吾さんが担当し、壁面には、日本の伝統的な壁塗りの技法であるなまこ壁をデザインとして採用しています。

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過日、御園座新劇場開場記念式典が開催され、足を運びました。
司会は元NHKエグゼクティブアナウンサーである松平定知さんが務め、先の隈研吾さんを始め、建築事業主である積水ハウス株式会社の代表取締役会長である阿部俊則さんや名古屋市商工会議所会頭である山本亜土さんなどなかなか話題性のあるお歴々が来賓としてご挨拶をされました。田中傳左衛門(13代)が務めた一番太鼓に立ち会えたことは望外の喜びでした。

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式典の最後には、翁を松本白鸚(2代)、千歳を中村雀右衛門(5代)、三番叟を松本幸四郎(10代)による「寿式三番叟」(舞踊)が披露されました。ご承知の通り、寿式三番叟は、能の「翁」を元にした松羽目物で、慶事に披露されます。昨年、銀座SIX内に開場した二十五世観世左近記念観世能楽堂こけら落としでも、「翁」が演目として選ばれています。また、人間国宝である鳥羽屋里長(7代)が長唄を担当するという豪華メンバーでした。

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披露された3幕の緞帳が地元財界の支援と期待の大きさを示示していました。

株式会社大丸松坂屋百貨店トヨタ自動車株式会社の「野分」(松村公嗣 作)

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名古屋鉄道株式会社と三菱電機株式会社の「天人奏楽」(杉本健吉 作)

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積水ハウス株式会社の「黄金旭日名古屋城」(絹谷幸二 作)

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「芸どころ」名古屋の象徴的空間として、これからさらに発展することをお祈り申し上げます。