石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

危機管理における前提条件

危機管理を遂行する上で、いくつかの重要な点が存在することは言うまでもないが、その中で最重要に位置するものの一つに、状況判断がある。

 

危機管理とスポーツとは同一視出来ないものの、状況判断の例示としては分かりやすいので、申し上げると、野球であれば、同じノーアウトランナー1塁での2番バッターのやるべきことは、1回表(スコア0対0)と6回表(スコア0対6)では全く異なる。サッカーであれば、前半20分(スコア0対0)とアディショナルタイム(スコア2対0)での戦術では、全く異なる。

 

このことは、危機管理では前提条件と言い換えても差し支えない。

 

ここ2回の拙ブログでも、3月2日(月)での全校休校ではなく、少なくとも6日(金)までの出席許可(つまり、通常授業。その後の状況によっては、当然継続もある)という前提条件を示した上で、社会機能維持者という観点に言及した。この前提条件を無視して、社会機能維持者という観点のみを既存の状況に適応することは、大きな方針転換を余儀なくされ、現場にさらなる混乱を引き起こすことを意味する。

 

少々乱暴な言い方になるが、そのことを理解せずに言い訳がましい醜態を晒している事態(政府の「丸投げ」を鵜呑みにしていながら、さらに他機関に判断の「丸投げ」)が発生していることは残念である(笑)