石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

『三明ー明朗・明快・透明』

四日市商工会議所の会頭であり、三重銀行 の特別顧問である齋藤彰一さんから自著である『三明ー明朗・明快・透明』(2013年、中経マイウェイ新書)を進呈頂いた。

齋藤会頭さん(普段から 四日市商工会議所 会頭の立場で関わることが多いので、このように表記致します)とは、様々な行事、とりわけ地域経済の活性化に関わる行事でよくご一緒しますが、小生のような若輩者に対しても親しみを持って接して頂く方で、いつも笑顔を絶やさない印象でした。

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著書の題名にもある「明朗」には、バンカーとしての経験からチームワークを重視され、係や課、支店、銀行全体の明るい雰囲気が組織の活力になるという思いが込められています。また、「明快」とは、仕事ぶりの迅速な対応を重視し、言い訳の温床になりがちな受け身に回った仕事を戒めています。さらに、「透明」は、「公私にわたる透明な姿勢」の重要性を説き、不祥事などの温床を未然に防ぐ要諦を述べています。

いずれも、齋藤会頭さんのバンカーとしての実体験に基づいて、経営者の心構えを示唆的に示されています。

加えて、武藤敏郎さん(大和総研理事長)や川野幸夫さん(株式会社ヤオコー会長)、高橋進さん(日本総合研究所理事長)、小椋佳さん(歌手)などとの交友関係も興味深いエピソードとして語られています。

また、プライベートの面でも、先の大戦時での東京大空襲の記憶や(謙遜だと思いますが、自称)引っ込み思案であった幼少期、お父様やお母様、奥様、ご令嬢などのご家族との関係が、時に真剣に、時に微笑ましく語られています。

そして、四日市商工会議所会頭として、四日市市の農商工業の発展や中心市街地の活性化を含めたまちづくり、観光や文化などの分野への民間活力の導入などに傾注されたことも語られていますし、将来への展望も見据えていらっしゃいます。

企業人として成長するための心構え、コミュニケーションを重視した経営者としての卓見、四日市市へのほとばしるような熱い思いなどが見事に記されており、多くの方の共感を得ることは間違いないと思います。

御著書のご寄贈に対して改めて感謝申し上げますとともに、引続きのご指導をよろしくお願い申し上げます。