石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

森林林業の技術継承のために

少し前の話になりますが、小生が監事を仰せつかっている 一般社団法人三重県森林協会 の監事会、理事会及び意見交換会に出席しました。本協会は、「森林の整備促進に関する知識・技術の普及啓発、情報の収集及び提供の事業活動を行うことにより、森林の公益的機能の向上と林業の振興を図り、豊かで住みよい県土づくりに寄与することを目指しています」(協会定款より)。

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調査研修事業では、講演会の開催や森林セミナー、先進地視察を開催したり、特に、森林、林業関係職員新任職員研修では、森林業務経験が3年以内の市町や森林組合などの職員を対象とした研修を実施しています。また、ハンディGPS研修会や林道及び森林作道実務研修会を行い、森林、林業技術に関わる実践的な研修にも取り組んでいます。

三重県など関係機関とも積極的に連携をして、森林、林業と我々の生活との関わりの理解を深める活動にも参加しています。さらに、昨年度は12年ぶりに 東海自然歩道ガイドマップ をリニューアルして、体験できる森林の素晴らしさの情報発信を行っています。

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この日は、三重県農林水産部の橋爪部長さんなど森林関係部局との意見交換もありました。三重県からは、木質バイオマス利用の推進と「みえ森と緑の県民税」に関する情報提供がありました。木質バイオマス利用については、三重県内の需給状況についてのデータが示されましたが、発電事業に関する需要量に限っても明らかに供給不足でした。自然エネルギー再生可能エネルギーが注目される中、木質バイオマス発電も各地で施設建設計画が持ち上がっていますが、肝心の木質原料の調達が出来ないようでは、安定的な電力供給には程遠いと思います。そのためにも林道整備は不可欠であり、今後、それらの関係予算の拡充が求められます。「みえ森と緑の県民税」に関しては、これまでも申し上げて来ているので繰り返しませんが、災害に強い森林を作ることが目的であれば、この税に頼ることなく、一般財源からの予算を拡充することだと思います。短期的な視点を超えて、中長期的な視点からの施策展開に期待したいと思いますし、小生もそのために微力を尽くして参りたいと存じます。

何の脈絡もありませんが、過日、石巻市を訪れた際に思わずシャッターを切ってしまいましたので、サイボーグ009をどうぞ!!(笑)

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