BANKO 300th
BANKO 300th は、来年平成30年が萬古焼の開祖である沼波弄山の生誕300周年となることを契機として始まったプロジェクトです。萬古陶磁器振興協同組合が中心となり、行政としては、三重県、四日市市、桑名市、朝日町及び菰野町などが参画しています。
当町が来年に取り組もうとしている湯の山温泉開湯1300年の事業もそうなのですが、100年単位の周年事業に関して、その前の100周年事業(例えば、沼波弄山生誕200周年とか、湯の山温泉開湯1200年とか)はどうであったかと考えますと、記録が残っていないと思いますし、もしかすると何も行なっていないかも知れません。
大正初期という時代背景もあるかも知れませんが、恐らく、こういった100年単位の周年事業は、記録の保存や解読といった教育の部分、事業を実施する組織(萬古陶磁器振興協同組合や湯の山温泉協会などに加えて、行政などの公的機関)の存在といった狭義の社会制度の部分、情報発信や交通体系の確立といった社会資本の部分、さらには自由権や平等権、国民主権といった広義の社会制度の部分などが相まって実現可能になります。あまり堅苦しく考え過ぎてせっかくの地域活性化にかかる事業が魅力の無いものになると本末転倒ですが、周年事業に邂逅出来ることの利運を感じながら、事業の本質を考えることは重要だと思います。
総合プロデュースを担当する内田鋼一さんも萬古焼の未来のために力を尽くすと力強い挨拶をされてました。
このキックオフイベントは、秋の萬古祭りの一環で開催され、例年通り、土鍋供養の儀式も萬古神社で斎行されていました。
また、土鍋を使った創作料理イベントも開催され、多くの人で賑わっていました。
本年6月に株式会社CCJの代表取締役社長に就任された塩冶憲司さんらが来庁されました。株式会社CCJは、地元のケーブルテレビやコミュニティFMの会社であるCTYの持ち株会社であることからも菰野町としても大変お世話になっております。今後ともよろしくご指導下さい。