並河靖之七宝展
恥ずかしながら、小生は、今回の企画展のご案内を頂戴するまで並河靖之を存じ上げませんでした。
おおよそ、代々伝わる七宝焼きの家に生まれつき、その中で腕を磨き作陶したものだと勝手に思い込んでいましたが、並河靖之は、自ら志を立てて、七宝焼きと格闘し、一代限りで工房を閉じていると伺い、その才能と努力に感服しました。
作品そのものだけでなく、下図などの資料も展示されており、着想や構図などの大本を鑑賞することが出来るのは貴重なことです。
サブタイトルにもあるように、透明な黒を楽しんで戴ければ幸いです。
靖之のひ孫にあたる [並河靖之七宝記念館] の館長である並河英津子さんもお越しになり、お話を伺うことが出来ました。
折角のご縁ですので、京都の記念館にも足を運んでみようと思います。