石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

3.1%の減

過日、菰野町平成30年度予算の記者発表を致しました。
来年度の一般会計当初予算は、総額128億1,000万円(前年度比4億1,000万円、3.1%減)となりました。減額になった理由としては、本年度(平成29年度)における清掃センター整備事業と中学校の普通教室の空調設備の導入事業が終了したことによる投資的経費が大幅に小さくなったことです。一方で、介護や子育て、教育、人件費などの義務的経費は、52億5,069万円(前年度比1億5,469万円、3.0%の増)となり、増加傾向には歯止めがかからない状況です。

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そのような中、避難所マンホールトイレの整備や防災気象情報収集事業などの防災減災関連事業、これまでと同様に、高齢者や障がい者に関する福祉施策、児童虐待対策や療育支援に係る事業、任意予防接種費用助成事業などを実施するとともに、来年度からの新規事業として、重度疾病児童等医療費助成事業を手掛けることとしています。さらに、保育士の人材確保を目的として、保育士を目指す学生などを対象として新たな修学支援事業を始めるとともに、郷土資料館の整備に向けた基本設計を実施する予定となっています。また、有害鳥獣対策事業も引き続き集中取組期間と位置付けており、新たにマコモ栽培による農福連携事業も始める予定です。

湯の山温泉開湯1300年、沼波弄山生誕300年及び鈴鹿国定公園指定50周年に関わる事業としては、これまでの観光名所づくり桜植栽事業やシネマツーリズム推進事業等に加えて、ガストロノミーツーリズムを含む町産品による食の観光等推進事業、工芸産業振興事業、スマートホンのwi-fi機能を活用した町内外の観光スポットの人流解析事業、近鉄湯の山温泉駅公衆トイレ整備事業、写真集作製事業などを実施する予定です。

さらに、道路ネットワーク整備や下水道事業、上水道事業など社会資本整備に係る事業も適切に実施し、(仮称)菰野インターチェンジ周辺土地区画整理事業支援事業や橋りょう長寿命化修繕事業を推進するとともに、湯の山地区の廃屋の撤去を実施し、その後、当該土地を活用して湯の山温泉駐車場の整備を行うための地質調査等を予定しています。小中学校の大規模改造事業にも着手することとなっています。

限られた予算の中において、優先順位をつけながら、多様な分野へのバランスも考慮して、予算編成をしました。町民皆さんのご理解をよろしくお願い申し上げます。