橋梁、恐るべし!
まずは、舗装前の橋面で事業概要の説明を受けました。
続いて、橋の支柱の頂点に移動して、北東側にある菰野インターチェンジ(仮称)に向かって半径3,000mの緩やかなカーブ構造を有していることを地上約50mの高さから拝見しました。頂上には、避雷針も設置してあり、足場が組んであるものの、風が強かったこともあり、少々怖かったです。
次に、橋の支柱の中に入りました。ここは、橋に緊張を与えているワイヤーに異常がないかを確認するための空間であり、今後、6車線に拡張された際への対応も可能な構造となっていました。
さらには、先ほどの橋の支柱の頂上に向けての通路もあり、5年に一度の義務化されている橋梁の点検時や万が一の不備に備えて作業出来る空間が確保されていました。
この状態を見学出来るのは、最終のコンクリート打設が終わってから足場を撤去するまでのおよそ2週間の期間ということで、大変貴重な機会を与えて戴いた 中日本高速道路株式会社 の四日市工事事務所の所長である落合孝朗さんや本工事所の所長である 株式会社三菱ピーエス の興梠薫明さんなど現場の皆さんには心からの感謝を申し上げます。貴重と言えば、本現場にも女性が一人いました。今流行の 土木女子(=ドボジョ) 。真っ黒に日焼けをした顔が、作業に取り組んだ証でした。
高速道路の壁面は、ガードレールではなく、頑丈なコンクリートで出来ています。その壁面を施工するドイツ製のコンクリートを流し込む機械を拝見しました。立体的に組まれた鉄筋に流し込んでいく仕組みは興味深かったです。
今回の視察を通して、改めて日本の建設技術を目の当たりにしましたし、我々の見えないところで様々な工夫が凝らされていると痛感致しました。残り僅かな期間ですが、事故のないように最後まで安全に施工戴くようお願い申し上げます。