石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

無観客と吊り屋根

昨日8日(日)から大相撲春場所が、新型コロナウイルス感染症の影響により、無観客で始まった。

 

実は、小生も、昨日から海外に渡航のはずが、出入国に予期せぬ事態が生じる懸念(渡航先への入国に2週間、帰国後の入国に2週間など)が想定されたことから、急遽取り止めになったので、雑用を処理しながら大相撲中継を横目で見ていた。

 

以前にも、幕下三段目のテレビ中継を見たが、疎らではあってもそれなりに相撲ファンが観戦しており、今回の無観客はやはり異様な雰囲気であった。

 

大相撲と観客との関わりでは、吊り屋根のことを考えてしまう。「ああ播磨灘」(作者:さだやす圭)という相撲漫画をご存じだろうか。小生が、大相撲の土俵から屋根を支える柱がなくなった理由を知ったのは、この漫画中の大関紫電の言葉であった(「ああ播磨灘」第27巻第288話「言語道断だ」)。

f:id:masa141129:20140427114818j:plain

数年前の大相撲超会議場所(土俵上の奥はナイナイの岡村さん)


吊り屋根の支柱を無くしたのは、昭和27年9月場所(意外と歴史が浅い)からであり、理由は、観客やテレビ中継の死角を少なくするためであった。仕切りの制限時間を設けたのも、テレビ中継に起因すると言われている。このようなことからも、伝統を重んずる大相撲も興行の呪縛からは逃れられないということである。

 

ということは、無観客の春場所の入場券収入も今回の新型コロナウイルス感染症の政府の支援対象となるのだろうか?(笑)