石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

「四人場」とガマ将軍【R18】

過日の拙ブログで日比先生の「四人場」について触れた。

 

勝負事に始まり、コミュニケーションの場面では、自分と相手に加え、それを仕切る人、さらに見守る観衆の四者が必要だということである。

 

新型コロナウイルス感染症が大きな話題になっている最中、記憶に辿り、2009(平成21)年の新型インフルエンザ関連の調べ物をしていた際の論稿に、神戸高校の関係から、故 鴻池祥肇氏に話が及び、南喜一へと繋がる記述があった。「ガマ将軍」で有名な南は、元共産党員(実弟が、関東大震災の際に警察に殺されたことは余りにも有名であり、南自身も殺されかけた)でありながら、転向後は、実業家として名を馳せ、娼婦の地位向上にも盡力した。

 

その娼婦の地位向上にも盡力(相当な自己矛盾を含んでいるが(笑))した南は、女性は同時に4人以上と付き合わなければ揉め事が起こると言ったと、先の論稿には記されていた。

 

そこで、久々に、手許にあった南の記した『ガマの聖談』をめくってみた。第7話「女房は最低四人持て」とあるので、確認してみると、先の論稿に示された「彼女が、一人、二人だと喧嘩になるが、四人以上なら諦めて、それぞれが仲良くなる」と書かれてはおらず、他の理由が示されていた。

 

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南喜一(1980)『ガマの聖談』蒼洋社

 

ここでその理由を述べることは、拙ブログの趣旨に適合し過ぎるきらいがあるので、遠慮しておくが(笑)、逆に「四人場」の意味を再確認するに至った。