石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

民間の技術とシステム

17日(火)の10:30から町内に本社のある デンソートリム株式会社 さんにお伺いし、平松社長さん自ら企業理念、地域貢献や環境対策などのご説明を頂きました。
工場内も見学をさせて頂き、現場での様々な努力や工夫などについてもお話を伺うことができました。

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もともと二輪車の発電装置や電子部品を扱っていましたが、最近では四輪車用の部品も割合も大きくなってきたとのことでした。なじみが深いものでは、ハンドルを動かすと車のヘッドライトがその方向に合わせて動くための電子部品などがありました。また、エンジン効率性を向上させるためにのガソリンと空気を調整する排ガスの物質を感知する部品などもあり、日本のものづくりの奥深さを感じることができました。
今回お伺いした主たる目的は、デンソー グループとして取組まれている ジェネコンと呼ばれる小水力発電のコンクール について教えて頂くことでしたが、大変勉強になりましたし、自動車部品の技術を小水力発電に移転させる野心的な取組みに感銘を受けました。
町としてもエネルギーの地産地消に取組んでいくためのいいヒントを頂いたと思います。

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583名の従業員の皆さんの交通安全対策や啓発活動、定期的に行われている工場周辺の清掃活動の取組みなども紹介して頂き、地域とともに発展しようとする気持ちが伝わってきました。加えて、ペットボトルのキャップや飲料缶のプルトップの回収もされて、車椅子やワクチンなどを寄附する活動も展開されてみえました。
廃棄物の分別もしっかりとなされていましたし、はんだのリユースについての面白い取組みや工作機械の熱効率を上げるカバーも教えて頂きました。

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驚いたのは、工場内を無人で動いている台車があったことです(工場内は基本的に撮影禁止でしたが、許可を得て撮影させて頂きました)。完成した部品を目的の場所まで移動させるためのもので、これも従業員の方の手作りだそうです。
貴重なお時間をありがとうございました。

13:00に 鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン でもご協賛頂いている 昭和株式会社 の鈴木常務取締役さんらが新年のご挨拶のために来庁されました。
東北の復興計画にも携わってみえるので、現地の状況などをうかがう事ができました。

15:30には、こちらも 鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン に多大なるお力添えを頂いている 大和ハウス工業株式会社 の三重工場 さんにお伺いしました。空谷工場長さま自ら企業紹介や工場案内をして頂きました。

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主に、資源循環の取組みや生産現場を拝見しました(基本的に工場内は撮影禁止)。

生産現場で目を見張ったのは、溶接を自動で行うロボットが稼動していたことです。細かな作業は、職人さんの世界ですが、大きな決まった作業はロボットで行うということでした。

廃棄物の処理に関して、大和ハウスさんでは、工場内での徹底した分別はもとより建築現場での分別にも積極的に取組まれています。
その分別されたものを資源として再利用もされており、木質の廃材はチップ化して、別の企業さんの燃料として用いられています。

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また、発泡スチロールは廃棄物として運搬する際に、かさばりすぎるので工場内で熱処理をして圧縮しています。

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他にも環境に配慮した取組みや匠の技術を生かしながらものづくりをしている現場では、色々と学ぶことがありました。貴重なお時間をありがとうございました。