石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

2.6億円の煙

19日(金)の13:30からは、社団法人 四日市法人会 菰野ブロックさんのつどいで、「人口減少時代のまちづくり」と題した講演を致しました。

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法人会さんでのお話ということもあり、税金特に町税についても少し詳しく触れさせて頂きました。
当町の一般会計歳入に占める町税の割合は、47.1%(平成23年度決算ベース)であり、個人町民税は21億円弱、固定資産税は23億円強、法人町民税は3.5億円強となっています。
特筆すべき点は、町たばこ税で、10年前の平成14年度では1.96億円でしたが、増税に次ぐ増税にも関わらず、平成23年度では2.6億円と6,000万円程度増収となっています。おまり大きな声では申し上げにくいことですが。、この2.6億円という数字は、「リーマンショック」後(平成21年度)の法人町民税の2.5億円に匹敵する額であり、当町にとっていかに大きな財源であるかがおわかり頂けると思います。

現在、菰野町図書館 の2階の郷土資料コーナーで「湯の山の歴史 温泉の復興とその経緯」が開催されています。

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当町にある 湯の山温泉 は、養老年間(717~724)に淨薫上人が夢のお告げで霊泉を発見されたことがその起こりと伝えられています。その後、江戸時代である1686年に菰野藩の3代目である土方雄豊公が、温泉の保存と景勝の保存を幕府に願い出るなど、その発展に力を尽くしました。翌年の1687年発行の「勢州菰野湯山手引草並旧跡ひとりあんない」には、温泉宿が8軒、商屋が9軒あり、温泉の効能や土産物や名産品が掲載され、まさに当時のガイドブックとしての機能を果たしていました。350年前にガイドブックが作成されたことにも驚かされますが、発行したガイドブックを読むことが出来る人が多数いたことに個人的には興味をひかれます。

下の資料は、明治36年に発行されたガイドブックであり、なかなかカラフルで趣きもあります。

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御在所岳の山頂の木々も色づき始めましたので、紅葉を楽しんだ後には、1300年の歴史を誇る湯の山温泉でゆっくりされてはいかがでしょうか。