いざ、相馬市へ
7日(木)は、10:00から一部事務組合である 朝明広域衛生組合 の議会終了後に出立しましたので、移動で精一杯でした。
8日(金)の朝から相馬市の災害公営住宅の視察を致しました。
各部屋は2DKの約12坪の間取りとなっていますが、洗濯機は設置できないこととなっているため、広く確保された共同スペースにおいてある洗濯をしなければなりません。
このことは、この災害公営住宅が別名 井戸端長屋 と名付けられていることからもわかるように、12戸分の個室に入る皆さんが、各部屋に閉じこもることなく、昔の長屋のようにある一定程度の共同生活を送る仕掛けがなされています。
洗濯機だけでなく、昼食は、一同に会して行政と一体となったサービスが展開されるようになっており、高齢者などの孤独状態を防止するようになっているとのことでした。
被災された皆さんの住宅問題は最優先に解決すべきことであるため、今後、このような災害公営住宅は3棟建設される予定ですが、建設というハードの中にソフトとして仕掛けが埋め込まれていることが、興味深い点でした。
平素からの菰野町内での議論でも、単なるハード整備ではなく、ソフトの部分をどのように埋め込むかが重要であると感じていますが、その一例として、勉強することが出来ました。