石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

5年先を見据えて

28日(木)の11:00から 菰野富士ふるさとの山プロジェクト 菰野富士記念植栽セレモニー を開催しました。
菰野富士 は、旧陸軍の演習場であったこともありすすきで覆われた山でしたが、現在では自然林と人工林の両方からなり、また、山頂からは眼下に伊勢湾を一望できるとともに、頭上には御在所岳を仰ぎ見ることが可能な菰野町のランドマーク的な存在です。また、標高が369メートルですので、見晴らしのいい山頂までゆっくり歩いても往復1時間弱ですので、町民皆さんにもハイキング気分で登って頂ける場所となっています。

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このような素晴らしい場所を菰野富士の所有者である千種財産区管理会さん、鳥居戸山財産組合さん、菰野生産森林組合さんなどの皆さんのご理解とご協力を得て、この度、桜の名所をメインとして手軽な散策場所として整備していくための第一歩を踏み出しました。

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これに先立ち20日には、NPO法人森林の風 さんに多大なるご尽力を賜りながら、菰野町緑の少年隊さんや一般公募の皆さんおよそ50名が参加をして、50本の桜の苗木が菰野富士に植樹されました。

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参加者の皆さんには記念看板の寄せ書きもして頂きましたので、子どもたちにとっては愛着のある場所となるよう願っています。

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当町は、新名神自動車道の開通を5年後の平成30年に控えています。秋には御在所岳の紅葉を一目見ようと多くの観光客の皆さんが当町を訪れて頂きますので、春にも同じように訪れて頂けるよう菰野町の豊かな自然を活かした新たな観光名所となるよう皆さんのご協力を得ながら、今後も着実に整備を進めて参りたいと存じます。

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また、この日は、四日市大学自然環境教育研究会の保黒時男さんによる「鈴鹿山系及び菰野富士の自然環境」についての講和もあり、数としてはおよそ2000余種あるという鈴鹿山系および菰野富士の植物の特性を学ぶことが出来ました。
特に、鈴鹿山系の地質と植生の関係については興味深く拝聴致しました。鈴鹿山系は石榑峠を境に南は花崗岩で、北は石灰岩であり、その違いが植生に表われているとのことでした。石榑峠よりも南にある菰野富士は、裾野は花崗岩であるが、山頂は古代の地層である粘板岩や砂岩などで覆われており、やせた水はけの良い土地を好むアカマツヤマツツジが植生しているのが特徴ということです。

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