石原まさたかの痛快!風雲日記(2.0)

使い方は追々考えます(笑)

超会議2での政党ブース

先日もブログ で紹介しましたが、ニコニコ超会議2 の続きです。

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注目が集まっていたのは、各政党が出展していたブースです。マスコミなどの報道を散見していると、インターネットを使った選挙運動を可能にする改正公職選挙法が成立したことに伴い、各政党がネットユーザに対してどのようにアピールをしていくかという切り口にしたものが多いようですが、小生としては、超会議に「リアル」に足を運んだ人たちが楽しめるかという視点が気になりました。

自由民主党 は、街頭演説に使用する本物の「あさかぜ号」(全国に何台もあり、そういえば、かつては小生も車上で街頭演説をしたことがありました(笑))を会場に持ち込んだり、総裁室を再現したりとなかなか趣向を凝らしたブースとなっていました。一般の来場者が車上でタスキをかけて演説をしていたのは、皆さんの興味を引いていました。

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民主党 は、カフェ風の造りとなってしましたが、小生が訪れた時間帯は閑散としていました。一般の来場者向けには、政治活動用のポスターに顔写真が入る企画が実施されていました。

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日本維新の会 は、国会議員などによるネット用の討論会を行っていたのと、民主党と同様に、政治活動用のポスター作成の企画がありました。ただ、一般の来場者を巻き込んで何かをするというスタイルではありませんでした。

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日本共産党 は、日本維新の会と同様に、ネット用の討論会を行っていましたが、こちらは、一般の来場者も聴き入るような感じでした。また、自民党とはカラーが全く違うものの、小林多喜二の『蟹工船』の初版本が展示してあるなど、面白い企画になっていたと思います。

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出展していた政党は以上でしたが、それぞれの特色は出ていたと感じました。主催者が ニコニコ動画 さんですので、ネット用の討論会をするのも企画としては問題ありませんが、明日で1年を迎える ソーシャルメディアにやさしい町宣言 をしている菰野町長としては、情報の生産と消費の関係を固定化しないこと が重要で、一般の来場者が超会議に来て、情報発信しようと思う仕掛けづくりが手腕の見せ所ではないかと感じました。

この超会議には、たまたまご縁があって、大和総研 副理事長の川村雄介さんとご一緒しました。小生のような者にも気さくに話しかけて頂き、政治、経済以外の分野でも意見交換を致しました。

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川村さんは、「文藝春秋」にも執筆されており、早速、手元にある2年分ぐらいのページをめくってみると、平成23年の9月と12月に掲載されていました。なかでも小生にとって興味深かったのは、ASEANが、「政治・安全保障」、「経済」、「社会・文化」の3つの分野を柱として共同体の実現を平成27年(2015年)に目指していることに関連して、日本と中国が取引通貨を巡って水面下で駆け引きを行っているというものでした。平成24年(2012年)の6月から円元直接取引が開始されたこともあり、今後、国際基軸通貨のドルに対抗して、日本の円が国際金融市場でどのような地位を築いていくかは、重要な局面を迎えています。確かに、円元の直接取引や元のオフショア取引のデメリットもありますが、金融のみならず、アジアにおける日本の立場を確立するためには、しっかりと取り組んでいかなければならない日本の課題です。川村さんに色々とご指導頂きたいと思います。